競馬の重賞とは?競馬界最高峰レースを紹介!

競馬の豆知識
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競馬 重賞とは

「競馬における重賞って何?」
「重賞レースってどんなレース?」
「重賞レースが注目される理由って何?」

上記のように競馬の重賞と聞いて疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。

皆さんは、競馬の有名なレースと聞いて思い浮かべるのはどんなレースでしょうか?

おそらく多くの人が、「有馬記念」「日本ダービー」などといったレースを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。

人気のある馬や知名度のある馬が出走するとニュースや新聞にも取り上げられるので、競馬に興味がない人でも、レース名は聞いたことがあるかと思います。

「有馬記念」「日本ダービー」など誰しもが聞いたことがある競馬の有名なレースは全て重賞と呼ばれるレースです。

そこで、今回は重賞レースの参加条件や競馬ファンが大注目する重賞レースについて詳しく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、重賞レースの魅力がわかり、次に開催される重賞レースが待ち遠しくなること間違いなしです!

ぜひ最後までご覧ください。

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競馬における重賞レースとは?

競馬 重賞とは

「そもそも重賞レースって何?」

と疑問に思っている方もいるかと思うので、簡単に説明すると

重賞レースとは…
競馬のあらゆるレースの中でも最高峰の位置付けとされているレース

競走馬は最終的にこの重賞レースに出走することを目標にしています。

スポーツ界で言う「オリンピック」のような位置付けになりますね。

土日に開催されている中央競馬では、土日のどちらかで必ず1レースは重賞レースが行われています。

土曜日の第11レース日曜日に開催されることが多いです。

この重賞レースで勝ち続けることは競走馬にとってはもちろん、競走馬を育成している厩舎・馬主・調教師・騎手(ジョッキー)など、その競走馬に関わる全ての人たちにとって最高の栄誉になるのです。

全ての競走馬が出場できるわけではない

競馬 重賞とは

先ほど解説した重賞レースはどの競走馬も必ずしも出場できるわけではありません。

「〇〇記念」や「〇〇カップ」などといった名前が付いてるレースと、そういった名前の付いていないレースがあるかと思いますが、競馬のレースは階級制のようなものになっており、全ての競走馬が全てのレースに出走できるわけではないのです。

最初のスタートラインは一緒でも、成績によって最終的に走ることのできるレースは変わってきます。

競馬もシビアな世界なので、実力のある競走馬だけが、知名度の高い『有馬記念』や『日本ダービー』に出走することができるのです。

重賞レースのランク

これまで解説してきた「重賞レース」ですが、この重賞レースには階級が存在します。

「G1」「G2」「G3」と3つのランクに分けられており、「G1」が最上位のランクになっています。

「G」はグレードの略称です。

それでは1つずつ解説していきます。

「G1」

中央競馬のレース数は年間3,000を超えますが、その中で最も最高峰に位置するレースが『G1レース』です。

3,000以上のレースのうち、G1レースはたった27レースしかありません。

「有馬記念」「日本ダービー」など、どのレースも最も注目を浴びるレースばかりです。

しかし、この華々しいG1レースは全ての競走馬の最終目標で格式が高く、出走条件が厳しく設定してあるのが事実。

ある一定の賞金を獲得していて、登録している出走馬よりも賞金が少ないと落選してしまいます。

G2やG3のレースでも上位に入賞している経験がなければ出走は不可能と言えるでしょう。

「G2」

G1の次に格式の高いレースが『G2レース』です。

G2レースは年間39レース開催されます。

中でも最も知名度の高いレースが「札幌記念」「毎日王冠」です。

この2つのG2レースは『スーパーG2レース』と呼ばれ、G1レースと思えるほどの出走馬が出場するのが特徴です。

また、G2レースにはG1レースの「トライアルレース」に設定されているレースがあり、G1レースの出走条件に満たしていない場合でも、トライアルレースに出走して条件を満たす着順に入れば優先的に出走権を得ることができます。

なので、対象となるG1レースの約1ヶ月半前に開催されることが多いです。

G2レースにはG1レース前に調教の成果を見たり、前哨戦としてG1クラスの競走馬が出場することもあります。

そういったレースはある程度予想がしやすいですよね。

「G3」

重賞レースの中で一番階級が低いのが、『G3レース』です。

G3レースはほぼ毎週どこかの会場で開催されている重賞レースで、レース数は年間75レースです。

また、重賞レースの中でもG3レースは穴馬を狙うのに最も適したレースです。

基本的に重賞レースは実力馬が出走しますが、G3レースに関しては1番人気の競走馬が絶対的な能力を持っているわけではないので、特に穴馬が1着になるケースも多く見受けられます。

重賞レースで高配当を狙うのであれば、G3レースはチェックしていきたいですね。

重賞レースで勝利するメリット

競馬 重賞とは

ではなぜ、全ての競走馬が重賞レースに出走し、勝利することを目指しているかというと、一般レースとは比べ物にならないほどの大きなメリットがあるからです。

主なメリットは

・獲得賞金が高い
・種牡馬や繁殖牝馬になれる

以上2点を詳しく解説していきます。

獲得賞金が高い

競馬のレースに出走すると着順に応じて、1着から5着まで賞金が支払われます。

どの競走馬も必ず最初のレースとして出走する「新馬戦」の場合、1着の賞金が”700万円”、「未勝利戦」の場合は”500万円”の賞金があります。

しかし、重賞レースになると貰える賞金の額が桁違いに高額になります。

重賞レースの中でも最も知名度の高い「有馬記念」で1着になるといくら貰えると思いますか?

答えはなんと、

5億円』です。

これまで「有馬記念」の賞金は3億円だったのですが、2023年から”5億円”にアップしています。

出走する競走馬は強者揃いですが、同じように競走馬の教育をしてレースに出走させるのであれば、重賞レースで勝利することを目標にするのは当然ですよね。

「有馬記念」のように1着の賞金が高額だと、仮に2着や3着であっても相当な金額の賞金を得ることができます。

調教師や騎手の方たちも人間なので、賞金は多くもらえるに越したことはありません。

レースの賞金が高額になるということは、騎手や馬主・調教師や厩舎にとっても大きなメリットになるのです。

種牡馬や繁殖牝馬になれる

もう一つのメリットが、馬主だけでなく競走馬にとってもメリットになると言えるであろう、『種牡馬』『繁殖牝馬』になれることです。

特にG1の重賞レースで勝利している競走馬の場合、引退後は子孫を残すための生活を送ることになります。

『種牡馬』や『繁殖牡馬』は牧場にとっても大きな存在であるため、引退後も最高の環境で過ごすことができます。

しかし、あまり良い成績を残せなかった競走馬の引退後についてはあまり知られていないのが事実です。

一般的によく知られているのが、「乗馬用」や「レース前の引率馬」として活動していますが、競走馬として登録される馬の数は中央競馬と地方競馬合わせて毎年約7,000頭と言われています。

真相については詳しい事実がわからないのでなんとも言えませんが、果たしてこの7,000頭全てが乗馬用や引率馬として活動できるのか・・・

それを考慮すると、種付けや出産というのは競走馬自身にとっては負担であるものの、将来の生活が約束され、快適な環境で過ごすことができるというのは大きなメリットと言えるでしょう。

馬主や牧場にとっても再び優秀で能力の高い競走馬を育てることができたり、仔馬を他の牧場や馬主に提供できるといったメリットもあります。

G1レースの早見表

競馬 重賞とは

先ほどもお伝えしましたが、G1レースは年間で26レース開催されます。

そのG1レースの年間スケジュールを表にしたので下記をご覧ください。

月日レース名競馬場性齢コース
2月19日フェブラリーS東京4歳以上1600m
(ダート)
3月26日高松宮記念中京4歳以上1200m
(芝)
4月2日大阪杯阪神4歳以上2000m
(芝)
4月9日桜花賞阪神3歳牝馬1600m
(芝)
4月15日中山グランドジャンプ中山4歳以上4250m
(障害)
4月16日皐月賞中山3歳牡馬・牝馬2000m
(芝)
4月30日天皇賞(春)京都4歳以上3200m
(芝)
5月7日NHKマイルC東京3歳牡馬・牝馬1600m
(芝)
5月14日ヴィクトリアマイル東京4歳以上牝馬3200m
(芝)
5月21日オークス東京3歳牝馬2400m
(芝)
5月28日日本ダービー東京3歳牡馬・牝馬2400m
(芝)
6月4日安田記念東京3歳以上1600m
(芝)
6月25日宝塚記念阪神3歳以上2200m
(芝)
10月1日スプリンターズS中山3歳以上1200m
(芝)
10月15日秋華賞京都3歳牝馬2000m
(芝)
10月22日菊花賞京都3歳牡馬・牝馬3000m
(芝)
10月29日天皇賞(秋)東京3歳以上2000m
(芝)
11月12日エリザベス女王杯京都3歳以上牝馬2200m
(芝)
11月19日マイルチャンピオンシップ京都3歳以上1600m
(芝)
11月26日ジャパンカップ東京3歳以上2400m
(芝)
12月3日チャンピオンズカップ中京3歳以上1800m
(ダート)
12月10日阪神ジュベナイルフィリーズ阪神2歳牝馬1600m
(芝)
12月17日朝日杯フューチュリティステークス阪神2歳牡馬・牝馬1600m
(芝)
12月23日中山大障害中山3歳以上4100m
(障害)
12月24日有馬記念中山3歳以上2500m
(芝)
12月28日ホープフルステークス中山2歳牡馬・牝馬2000m
(芝)
*2023年

押さえておきたい有名なG1レース

G1レースの年間スケジュールがわかったところで、次はG1レースの中でも特に抑えておきたい注目のレースを紹介します。

競馬ファンが楽しみにしているレースや、人気のレースを3つピックアップしました。

・有馬記念
・日本ダービー
・ジャパンカップ

1つずつ解説していきます。

有馬記念

一度は耳にしたことがあるG1の最高峰のレースを代表するのがこの「有馬記念」です。

年末に中山競馬場で開催されるお祭り的なG1レースで、人気投票で選ばれた競走馬が出走するので、とにかく盛り上がります。

普段競馬をやらない人でもこのレースだけは耳にしたことがあったり、馬券を買ったりする人も多くいるかと思います。

馬券の売り上げに関しても、ギネスに載るほどであり、1レースで400億円ものお金が動くと言うので驚きが隠せません。

日本ダービー

三冠レースの1つとも呼ばれているのがこの「日本ダービー」です。

全ての競走馬がこのレースで勝つことだけを考えてといっても過言ではありません。

3歳世代の全ての競走馬がこの日本ダービーを目指して新馬戦から奮闘しており、必然的に競馬ファンからもこのレースに注目が集まります。

ジャパンカップ

晩秋に開催される「ジャパンカップ」は東京競馬場の芝2400メートルで開催されるG1レースです。

この2400メートルという距離は、国際G1レースでもあるため海外からも毎年有力馬が参戦するのが特徴です。

賞金額も日本のレースではトップクラスに高額なレースになっており、日本最高峰のG1レースの1つとも言えるでしょう。

毎年競馬ファンからも注目を浴びるレースになっています。

まとめ

競馬における重賞レースとは、あらゆるレースの中でも最高峰に位置するレースというのが理解できたかと思います。

重賞レースの最大の特徴はなんといっても他には比べ物にならない賞金額です。

また、重賞レースで活躍した競走馬は種牡馬や繁殖牝馬として、引退後も活躍できるなど、勝利することで輝かしい栄光を手にすることができます。

重賞レースは実力馬が集まってほとんど差がないレース展開になることが多く、特にG1レースでは数々の名勝負が生まれてきました。

競走馬やその関係者だけでなく、競馬場にとっても一大イベントであるのは間違いありません。

G1レースが開催される日は是非一度、競馬場へ訪れて白熱したレースと会場の雰囲気を楽しんでみるといいでしょう。

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