競馬の賞金が衝撃的すぎる!なんと1位は○億円!?

競馬の豆知識
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競馬 賞金

「競馬の賞金って一体いくらもらえるの?」
「賞金が稼げるレースってなんだろう?」
「賞金って1着にならないともらえないの?」

競馬の賞金について、疑問に思われている方もいるかと思います。

実際、競馬の賞金は高額なものだと1着で3億円のレースもあります。

たった1レースで3億円の賞金が得られるってなんとも夢がありますよね。

また、レースに勝つこと以外にも賞金を獲得できる方法も存在します。

今回は競馬で貰える賞金の種類や仕組み・騎手や調教師の配分について解説していきます。

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競馬の賞金の仕組み

競馬 賞金

競馬の賞金は、レースに勝って貰える賞金以外にも様々な種類の賞金が存在します。

例えば、レースに出るだけで貰える賞金や、厩舎から貰える給料など、賞金は様々なところから発生しています。

騎手や調教師は各方面から発生する賞金が主な収入源になっています。

賞金の種類

競馬 賞金

賞金は大きく分けて、

・全競走共通の賞金
・特定の競走の賞金

の2種類に分けられます。

「全競走共通の賞金」全てのレースに共通する賞金で、「特定の競走の賞金」特定の競走に対して付与される賞金です。

また、「全競走共通賞金」の中でも

・本質
・出走奨励金
・特別出走手当

上記3つがあります。

「特定の競走の賞金」は、

・距離別出走奨励金
・内国産馬所有奨励金
・付加賞

上記3つになります。

1つずつ解説していきますね。

本賞

本賞とは、出走馬のうち1着から5着に入線した馬に付与される賞金です。

読者の方からすると1番イメージしやすい賞金ですね。

本賞はレースのランクや年齢に応じて金額が決まっています。

また、重賞レースでグレードは一緒であっても、レースによって賞金は異なります。

例えば同じG1レースでも、「有馬記念」の賞金が5億円に対し、「天皇賞」は半分以下の2億円です。

出走奨励金

出走奨励金とは、6着から9着に入賞した馬に付与される賞金です。

重賞や平場オープンの場合は6着から10着に拡大します。

出走奨励金の交付額は決まっており、

   6着   8% 
7着7% 
8着6% 
9着3% 
10着     2%      

となっています。

特別出走手当

特別出走手当とは、全ての競走馬に対して規定の金額が支払われる仕組みです。

レースのレベルに応じて計4種類の金額が設定されています。

重賞競走        463,000円             
特別競走454,000円
1勝クラス以上452,000円
新馬・未勝利442,000円

この金額をベースにし、以下の条件で特別出走手当は加算と減算をして決定します。

加算措置

・3歳以上の芝1,800m以上平地競走の出走馬
・2歳競走の出走馬
・障害競走の出走馬

減算措置

・1着馬とのタイムが規定以上超えた馬
・3歳秋以降に出走した未勝利馬
・5歳以上の馬で収得賞金が500万円以下の馬
・地方・外国馬

まとめると、

1着馬〜5着馬本賞+特別出走手当

6着馬〜9着馬(10着馬)出走奨励金+特別出走手当

10着馬(11着馬)以下特別出走手当

距離別出走奨励金

ここからは特定の競走の賞金になります。

距離別出走奨励金とは、3歳もしくは4歳以上馬の芝1,800m以上の平地競走に出走し、1着から10着に入線した馬に交付される賞金です。

1着だった場合で例を挙げると

芝1800m=140万円
芝1800〜2000m=260万円
芝2001m〜=380万円

となっています。

2着馬から10着馬までの距離別出走奨励金はパーセンテージで決まっています。

1着馬の賞金を100%とすると、2着馬から40%・25%・15%・10%・8%・7%・6%・3%・2%となっています。

内国産馬所有奨励金

内国産馬所有奨励金とは、平地の全競争において1着から5着に入線した内国産馬に付与される賞金です。

レースや年齢に応じて賞金は決まっており、牝馬には『内国産牝馬奨励金』という奨励金が与えられることがあります。

条件としては、牝馬限定競走以外のレースで1着から5着に入線した牝馬になります。

付加賞

付加賞とは、特別競走で1着〜3着に入線した馬に付与される賞金です。

そもそも特別競走に挑む際には事前に特別登録を行わなくてはなりません。

そして、特別登録を行う際は特別登録料を支払う必要があります。

この時に馬主が支払った特別登録料の総額を以下の割合で支払います。

1着馬:70%

2着馬:20%

3着馬:10%

賞金の配分比率

競馬 賞金

これまで競馬の賞金の種類を紹介してきましたが、その賞金の全てを騎手や馬主の手に渡っているわけではありません。

賞金の中から特定の割合が分配されています。

主な割合は下記の通りです。

・馬主:80%
・調教師:10%
・騎手:5%
・厩務員:5%

意外と騎手の取り分が少なく感じますよね。

ただ、1レースの賞金が毎回入ってくるので、年間を通して複数のレースに出場していれば相当な金額になることがわかります。

騎手や調教師・厩務員の方はレースの賞金で生計を立てているので、強い馬に恵まれた騎手や調教師は大金を稼ぐことが可能です。

騎手の収入源

競馬 賞金

騎手にはレースで得られる賞金以外にもいくつか収入源が存在します。

・騎乗手当
・騎乗奨励金
・進上金
・厩舎からの給与

1つずつ説明していきます。

騎乗手当

騎乗手当とは、騎乗するだけで支払われる手当です。

レースレベルに応じて金額は決まっています。

G1レース=64,500円

その他の重賞レース=44,500円

その他のレース=27,500円

1レースごとに上記の金額が支払われるので、レースに出れば出るほど収入が増える仕組みになっています。

騎乗奨励金

騎乗奨励金は、騎乗するだけで支払われる奨励金です。

騎乗手当と間違いやすいですが、騎乗奨励金はレースのレベルに関係なく、賞金額が決まっています。

2023年現在の騎乗奨励金は一律16,000円です。

つまり、騎手は「騎乗手当」と「騎乗奨励金」合わせて1レースに最低でも約4万円が支給される仕組みになっています。

進上金

進上金とは、競走馬が獲得した収得賞金の5%が騎手に支払われるものです。

収得賞金とは競走馬をクラス分けする際に使われる賞金で、レースの1着馬(重賞の場合は2着馬まで)に加算され、結果を残して得られる成功報酬になっています。

厩舎からの給与

厩舎に所属している騎手は、毎月厩舎から給与が支給されています。

レースで結果を残せなかったとしても、どこかの厩舎に所属していれば毎月の給料が安定して支払われます。

フリーの騎手に関しては、どこの厩舎にも所属していないので厩舎からの給与は発生しません。

そのため、フリーの騎手はレースだけで生計を立てられる実力者であることが多いです。

賞金ランキング

競馬 賞金

次に、各項目で賞金をランキングにしてみました。

・JRA主催のG1賞金ランキング
・世界の賞金ランキング
・歴代競走馬の賞金獲得ランキング

1つずつ見ていきましょう。

JRA主催のG1賞金ランキング

順位賞金レース名
 1位     5億円    ジャパンカップ/有馬記念
2位2億円日本ダービー/大阪杯/天皇賞・春/宝塚記念/天皇賞・秋
3位1億8000万安田記念/マイルCS
4位1億7000万高松宮記念/スプリンターズCS
5位1億5000万皐月賞/菊花賞
6位1億4000万オークス
7位1億3000万桜花賞/NHKマイルC/ヴィクトリアマイル/エリザベス女王杯
8位1億2000万フェブラリーS/チャンピオンC
9位1億1000万秋華賞
10位7000万朝日杯FS/ホープフルS

JRA主催でG1の上位レースは賞金が”1億円”を超えてくるのがわかります。

中でも1位の「有馬記念」「ジャパンカップ」5億円で、2021年から比べると2億円もUPしています。

近年競馬の人気が上昇しているのが要因で、JRAの収益が上がっている証拠です。

世界の賞金ランキング

おそらく、ここまでご覧になっている読者の方は

「世界の競馬の賞金は一体いくらなんだ?」

なんて思われている方もいるかもしれません。

早速世界の賞金を見ていきましょう。

順位開催国 レース名賞金総額1着賞金
1位サウジカップ約26.36億円(2000万米ドル)約13.18億円(1000万米ドル)
2位ドバイワールドカップ約15.81億円(1200万米ドル)約9.17億円(696万米ドル)
3位ジ・エベレスト約17.92億円(1500万豪ドル)約6.27億円(700万豪ドル)
4位有馬記念10.85億円5.00億円
5位ジャパンカップ10.85億円5.00億円
6位ザ・ゴールデンイーグル約8.96億円 (1000万豪ドル)約4.70億円 (525万豪ドル)
7位ドバイシーマクラシック    約7.90億円(600万米ドル)約4.58億円 (348万米ドル)
8位BCクラシック約7.90億円(600万米ドル)約4.11億円 (312万米ドル)
9位凱旋門賞約7.03 億円 (500万ユーロ)約4.01億円 (285.7万ユーロ)   
10位 メルボルンカップ約7.16億円 (800万豪ドル)約3.94億円 (440万豪ドル)

世界で最も高額賞金のレースは、サウジアラビアで開催される『サウジカップ』です。

1着馬の獲得賞金は約13億円で、日本トップの「有馬記念」や「ジャパンカップ」の約2.5倍であり、規格外の賞金設定です。

ちなみに「サウジカップ」に出場した日本馬で1着になった競走馬は未だにいないので、今後10億円超えの賞金を手にする事を期待したいですね。

歴代競走馬の賞金獲得ランキング

続いて、歴代の競走馬で獲得した賞金ランキングを紹介します。

順位馬名獲得賞金
1位  アーモンドアイ       19億1526万3900円
2位キタサンブラック18億7684万3000円
3位パンサラッサ18億4466万3500円
4位テイエムオペラオー18億3518万9000円
5位ジェンティルドンナ17億2603万400円
6位オルフェーブル15億7621万3000円
7位イクイノックス14億8918万8100円
8位ブエナビスタ14億7886万9700円
9位ディープインパクト14億5455万1000円
10位ゴールドシップ13億9776万7000円

1位は獲得賞金19億円「アーモンドアイ」

あの有名な「ディープインパクト」が9位なのは少し意外ですよね。

また、現役馬でランクインしているのが、「イクイノックス」です。

これからの活躍次第では、歴代1位になることもあるかもしれません。

今後の活躍に期待したいですね。

まとめ

今回は競馬の賞金について詳しく解説しました。

競馬の賞金は非常に複雑なのが理解できたかと思いますが、賞金は1着になるだけでなく、出走するだけでもらえる賞金や厩舎からの給与など、様々な種類が存在します。

重賞レースでは賞金が高額となり、1着で数億円を手にすることもあります。

また、騎手や調教師・厩務員の収入源も競馬の賞金が主なものであり、特に騎手は騎乗手当や騎乗奨励金を含めて毎レースごとに収入を得ることができます。

もちろん、賞金システムを知らなくても競馬は十分に楽しめますが、賞金の仕組みを理解すれば、より深く競馬を楽しむことができるかもしれませんね。

この記事を読んで、少しでも競馬に関する魅力が伝われば幸いです。

コメント

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