競馬での「上がり」の重要性とは?これを読めば的中率アップ!?

中央・地方競馬攻略
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競馬 上がりとは

「競馬の上がりって何?」
「実況がよく言っている上がりの意味を知りたい」
「競馬の上がりって予想に役立つの?」

競馬中継を見ているとよく耳にする「上がり」という言葉がありますが、競馬に興味を持ち始めたばかりの頃は、競馬用語なんてわからないことだらけですよね。

そんな疑問を持った方のために、この記事では競馬の「上がり」とは何か、競馬を予想する際の「上がり」の重要性について解説します。

この記事を読めば、「上がり」が何かはもちろん、競馬予想を的中確率をUPさせるための効果的な「上がり」の使い方もわかります。

最後までお読みください。

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 「上がり」って何?

競馬 上がりとは

競馬でいう「上がり」とは、レース終盤のタイムのことです。

「終い」と呼ぶこともあります。

競馬中継などで「上がり3ハロン」という言葉を聞いたことがありますよね。

「上がり3ハロン」とは、レースのラスト600mのタイムという意味です。

日本の競馬では、基本的に「上がり」というと上がり3ハロンのことを指しますので、「上がり33秒」と聞いたら、レースのラスト600mのタイムが33秒だった、と考えれば良いでしょう。

どの競走馬もレース終盤、ゴールを目前にするとスピードを上げて走ります。

上がりはいわゆるラストスパート、競馬でいう末脚の能力を測る数値と言えます。

 競馬で「上がり」って重要なの?

競馬 上がりとは

レースの勝敗を左右する上がりは、競馬の予想を立てる際にとても重要なデータとなります。

競走馬たちは、レース終盤にラストスパートをかけます。

最大限早いスピードを出して、差し馬・追い込み馬は前を走る馬を猛追し、逃げ馬・先行馬は後続の馬を突き放そうとするのです。

上がりは各競走馬がスパートをかけたときのタイム、つまり自身の持つ力を最大限に発揮した結果と言えます。

上がりから各競走馬が持つ実力をつかむことができるのです。

上がりが速い馬は、前を走る馬を最後に抜く可能性が高くなります。

そのため、差し馬・追い込み馬を評価する際には特に、上がりを重要視する人が多いです。

競馬の出馬表には、出走する馬の過去データとして上がり3ハロンが記載されていますので、予想の際には必ずチェックすることをお勧めします。

なぜ「3ハロン」なの?

競馬 上がりとは

競馬のレースにおいて、競走馬が全速力で走れる最大距離は3ハロンと言われています。

競走馬に限らず、哺乳類が全速力で走れる時間は最大でも約40秒間です。

競走馬の場合、40秒間で走れる距離はおよそ3ハロンとなります。

全速力で走行可能な最大距離を自身の最高速度で走るため、ゴール手前3ハロンの地点からラストスパートをかけるのですね。

ハロンというのは距離を表す単位で、「F」と表記されることもあります。

1ハロンは200mなので、3ハロンは600m、4ハロンなら800mです。

「上がり」を競馬予想に活かそう

競馬 上がりとは

競馬において上がりは重要と言われますが、上がりから何がわかるのでしょうか。

競馬を予想する時に上がりを活かすポイントは下記の2点です。

・レース展開を逆算できる
・馬の余力を推測できる

ではそれぞれを説明します。

レース展開を逆算できる

上がりのデータから、レースの展開を逆算することができます。

競走馬の走るスピードには個体差があります。

上がりの速い馬、上がりはそれほど速くないけれど長い距離を速く走れる馬など様々です。

騎手は各馬の特徴に合わせてレースに勝つための戦略を立てます。

どんな戦略を立てるのか、それは上がりを見ることで予想が可能です。

例えば、実力がほぼ同じの2頭の馬が同じレースに出るとします。

それぞれの上がり3ハロンは以下の通りです。

馬A 上がり平均:36秒 上がり最高記録:35秒
馬B 上がり平均:37秒 上がり最高記録:36.5秒

馬AはBよりも上がりの平均が1秒速く、最高記録は1.5秒速いです。

この場合、ゴール手前3ハロン時点で馬Aが馬Bより後ろを走っていても、その差が1秒以内であれば差せる、と考えることができます。

もし1秒以上の差が開いていたとしても、上がりで最高スピードが出せそうな状況なら1.5秒以内の差であれば勝てるという計算です。

馬Bは、上がりだけで見ると馬Aに劣って見えますが、この2頭の実力はほぼ互角です。

つまり、上がり以外のところで馬Aより優れている点があるということになります。

馬Bが馬Aに勝つには、馬Aより前を走ることが必要です。

馬Bは、馬Aに1.5秒、最低でも1秒以上の差をつけて前を走れば、ほぼ安全に逃げ切って勝てると考えられます。

このような馬の特性に合わせた戦略を、上がりから予想できるのです。

馬の余力を推測できる

上記でも述べましたが、各馬の上がりを比較することで、馬の余力を推測することができます。

例えば同じレースに出走して、タイム、上がり3ハロン共に同じでゴールした馬が2頭いたとします。

この場合、2頭の馬の実力はほぼ同じのように思えますが、注目すべきポイントは過去の上がり平均値と最大値です。

馬A 上がり36秒 上がり平均:37秒 上がり最高記録:36秒
馬B 上がり36秒 上がり平均:35秒 上がり最高記録:34秒

馬Aは自身の最高記録と同じ上がりを出しているので、能力の最大限を出し切れていてまだ余力もあると考えられます。

一方、馬Bは全速力で走っても自身の最高記録よりも2秒遅いタイムしか出せず、今回はギリギリのレースだったということになります。

上記のことから、馬Aの方が余力があって調子がいいため、次走では良い結果が期待できる、と推測できるわけです。

また、レースの上がりと各競走馬の上がりを比較することで、その馬がレースでどんなパフォーマンスをしたかを見ることができます。

レースの上がりというのは、先頭を走る馬が残り600mのハロン棒を通過してから、出走馬のいずれか一頭が最初にゴールするまでのタイムです。

逃げ馬以外の馬については、レースの上がりよりも速い上がりを出せたかどうかが実力を測るポイントになります。

特にレースを後方から進めてきた馬は、前方の馬に比べて余力が残っているはずです。

当然、上がりも速いと予想できます。

にもかかわらず、レースの上がりよりも上がりが遅かったら、その馬は他の馬に比べて実力が足りていない可能性がある、と考えられます。

予想する時の注意点

競馬 上がりとは

上がりのデータを使って競馬予想をする時には、以下の3点に注意しましょう。

・「上がり」が速い馬が勝つわけではない
・コースや馬場によってタイムは変わる
・上がりが同じタイムならトータルタイム

「上がり」が速い馬が勝つわけではない

まず注意すべき点は、必ずしも上がりが速い馬が勝つわけではないということです。

上がりが速い馬というのは、主に差し馬・追い込み馬と言われる馬です。

レースの序盤は後方で力を貯めておき、終盤で一気にスピードを上げて前方の馬を抜き去るというレース運びを得意としています。

そういった馬はレース序盤から中盤は後方に位置していますので、前方を走る馬に進路を阻まれやすいのです。

ゴール前600mでスパートをかけようとしたときに前の馬を抜かせるようなポジションにいられなければ、どれだけ上がりが速い馬でも勝つことはできません。

一方、逃げ馬・先行馬と言われる馬は、序盤からハイスピードで前方を走りますので、上がりはそれほど速くありません。

ですが、よいポジションを走ってそのまま逃げ切れば、上がりが速くなくても勝てるのです。

もし同レースに出走する馬の中に強い逃げ馬・先行馬がいたら、そちらを軸馬として予想を立てた方がいいかもしれません。

競馬では、やはり前方を走る馬の方が有利な条件でレースができるためです。

コースや馬場によってタイムは変わる

上がり3ハロンは、馬場の状態や距離、レースのペースなどによって変化します。

たとえば、芝とダートでは芝の方がスピードが出やすいので、芝コースでは同じ距離のダートコースに比べて上がりが数秒早くなります。

馬場の状態も上がりのスピードに大きく影響します。

開幕したばかりで状態のいい馬場でのレースは上がりが速く、馬場の状態が荒れてくると上がりが遅くなる傾向があります。

芝は雨が降ると馬場が重くなるためスピードが出づらくなり、逆にダートは雨が降った方が上がりが速くなりがちです。

また、全体の距離が短いレースや直線距離が長いコースでのレースも上がりが速くなりやすいです。

このようにレース条件によって上がりのスピードはよく変わるため、上がりのデータを見るときはその上がりがどういう条件下で記録されたものなのか必ずチェックしましょう。

あるレースでは上がり最速だった馬が、違う条件下のレースでは脚の速さを生かせなかった、ということも起こりうるのです。

上がりが同じタイムならトータルタイム

同一レースに出走する馬を比較した時、もし上がりが同じタイムの馬がいたら、トータルタイムが短い馬を選びましょう。

トータルタイムが短い馬の方が、速いペースでのレースでもスタミナ切れすることなく、最後まで安定して走れる馬だからです。

ハイペースで進むレースでは、上がりが遅くなる傾向にあります。

そうしたレースの場合、上がりが速い馬よりも、スタミナがあってトータルで早く走れる馬を狙うのが良いでしょう。

逆に全体的にスローペースで進むレースは、最後のラストスパートでの勝負となるため上がりの速さが勝利のカギになります。

そういったレースでは上がりのデータを有効活用できるでしょう。

単純に上がりの速さだけを重視するのではなく、出走する馬の顔ぶれからレースのペースを予想することが大切です。

まとめ

競馬でいう「上がり」とはレース終盤のタイムのことで、残り600mからゴールまでのタイムを「上がり3ハロン」と言います。

「上がり」は各競走馬がラストスパートをかけ全速力で走ったタイムなので、馬のスピードを判断できる重要なデータです。

ただし、上がりは馬場のコンディションやコースなどの条件次第で変化しやすく、レース展開によっては上がりの速さが通用しないこともあります。

予想するときには注意が必要ですが、上手く使えば的中させられるかもしれません。

競馬を予想する際には、上がりをチェックしてください。

コメント

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