「競馬の倍率って見る必要ある？」
「倍率を見ると勝率がわかるの？」
「どこで倍率を確認すればいいの？」
上記のように競馬の倍率について疑問に思ったことはありませんか？
自分が購入した馬券が的中した時に支払われる配当金は倍率によって決まるので、予想をする上では必ずチェックするべきポイントです。
倍率が高ければ高いほど的中した時の配当金をたくさん得ることができますし、時には倍率が極端に低いこともあります。
倍率が極端に低いと、馬券を購入した時に支払った金額より的中した金額の方が低くなり、トリガミになってしまいます。
トリガミを防ぐ上でも馬券を購入する際には倍率を必ず確認するようにしましょう。
今回は競馬の倍率について、初心者でもわかりやすく解説していきます。
競馬の倍率とは？
倍率とは公営ギャンブルでいうオッズのことを指します。
普段ギャンブルをやらない人でもオッズという言葉は耳にしたことがあるのではないでしょうか？
自分が購入した馬券が的中した時の配当金を求める際に使われる数値で、配当金は「倍率×購入馬券金額」で求めることができます。
仮にオッズが10倍で馬券を100円で購入したとすると、
計算式は10×100＝1,000円になり、的中したら1,000円が配当金として支払われるというものです。
また、競馬の倍率はその馬の人気を表すバロメーターとも言えるでしょう。
人気がある馬の倍率は低くなり、人気がない馬の倍率は高くなる仕組みになっています。
倍率の計算方法
では、この倍率はどのようにして算出されているのかというと、
「払い戻し率（馬券総売上額ｰ控除率）÷支持率（馬券の売上）」で求められています。
払い戻し率はJRAの馬券売上額から馬券を購入した人に戻ってくる金額の割合で、控除率は馬券売上におけるJRAの利益分です。
支持率は全馬券購入数における特定の馬券購入割合を指します。
券種ごとの平均倍率
競馬には複数の馬券の種類がありますが、それぞれ平均倍率は変わってきます。
券種ごとの平均倍率については、独自で計算しているサイトがあったので、各券種ごとの平均倍率について下記グラフにまとめました。
平均倍率は毎年変わっているので、ざっくりとした平均倍率だと思って参考程度にしてください。
| 券種 | 平均倍率 |
| 単勝 | 10.452倍 |
| 複勝 | 3.666倍 |
| 枠連 | 21.101倍 |
| 馬連 | 58.759倍 |
| 馬単 | 119.487倍 |
| 三連複 | 238.277倍 |
| 三連単 | 417.576倍 |
参考元：毎週、万馬券を的中させてますが、何か？
https://maishumanba.com/blog-entry-728.html
平均倍率が100倍以上の券種は必然的に平均配当が万馬券になるので、馬単・三連複・三連単の3つに関しては万馬券が出やすいという結果になります。
券種ごとの過去最高倍率
続いて、券種ごとの過去最高倍率を紹介します。
過去最高倍率は先ほど上記で解説した平均倍率とは比べ物にならない数値が出ており、夢が膨らむような配当になっています。
・単勝
・複勝
・枠連
・ワイド
・馬連
・馬単
・三連複
・三連単
単勝
単勝の最高倍率は569.4倍です。
2014年4月26日の福島競馬場で開催された「4歳以上500万以下」のレースで、配当金額は56,940円でした。
複勝
複勝の最高倍率は160.1倍です。
2010年6月26日の福島競馬場で開催された「3歳未勝利戦」のレースで、配当金額は16,110円でした。
枠連
枠連の最高倍率は1234.1倍です。
1970年2月22日の小倉競馬場で開催された「4歳未勝利戦」のレースで、配当金額は123,410円でした。
ワイド
ワイドの最高倍率は1290倍です。
2017年12月3日の中京競馬場で開催された「3歳以上500万以下」のレースで、配当金額は129,000円でした。
馬連
馬連の最高倍率は5025.9倍です。
2006年9月9日の中京競馬場で開催された「3歳未勝利戦」のレースで、配当金額は502,590円でした。
馬単
馬単の最高倍率は14986倍です。
馬連と同様、2006年9月9日の中京競馬場で開催された「3歳未勝利戦」のレースで、配当金額は1,498,660円でした。
三連複
三連複の最高倍率は69526倍です。
こちらも馬連・馬単同様の2006年9月9日の中京競馬場で開催された「3歳未勝利戦」のレースで、配当金額は6,952,600円でした。
三連単
三連単の最高倍率は298329.5倍です。
2012年8月4日の新潟競馬場で開催された「メイクデビュー戦」のレースで、配当金額は29,832,950円でした。
倍率別の勝率
倍率によって勝率はどうなっているのでしょうか。
表にしてあるものがあったので、紹介します。
https://www.insider-odds.com/data/291/
単勝倍率が下がれば勝率・連対率・複勝率も比例して下がっていきます。
以下の単勝倍率は特に数字が高く、狙い目になるので紹介します。
・単勝倍率（1.0倍〜1.4倍）
・単勝倍率（10.0倍〜19.9倍）
単勝倍率（1.0倍~1.4倍）
単勝倍率が1.0〜14に関しては、上記の表を見ると複回収率がダントツになっているのがわかります。
馬券の中心として添えるべき馬であり、複勝率も非常に高い数値なので、馬券からは外せません。
単勝倍率（10.0倍~19.9倍）
単勝倍率が10.0倍〜19.9倍に関しては、単勝回収率が非常に高くなっています。
他の単勝倍率よりも高い水準となっており、狙い目となります。
倍率が1倍のケース
競馬の最低倍率は1倍です。
つまり100円の馬券を購入して的中したとしても、100円が返ってくることになります。
実際に1965年に開催さrた天皇賞と2005年に開催された菊花賞で100円の元返しが起こりました。
現在はJRAの救済措置である「JRAプラス10」という制度が導入され、元返しになった場合は10円上乗せした形になっています。
競馬初心者が見るべき倍率のポイント3つ
競馬初心者が倍率を元にどのように予想をすれば良いのか。
倍率を見て予想をする上で競馬初心者が見るべきポイントを3つお伝えします。
・複勝だけ異常に売れている馬
・倍率と買われ方に注目
・おすすめの買い方はワイド
1つずつ説明していきます。
複勝だけ異常に売れている馬
まず1つ目のポイントですが、複勝だけ異常に売れている馬に注目することです。
競馬初心者が単勝倍率だけで勝負するのは危険ですが、複勝倍率と合わせると見方が変わってきます。
単勝倍率は高いのに、複勝倍率が低い馬を探すという方法です。
1着になる可能性は低いが3着以内に入る可能性は高いという見方ができ、こういった馬を馬券に絡ませることによって初心者は勝率を上げることができます。
倍率と買われ方に注目
倍率はその馬のバロメーターであると解説したように、いくつかの要素から変動することも少なくありません。
例えば、テレビや芸能人・影響力のある人の一言でそこまで実力のない馬の馬券が買われ、倍率が低くなることが多々あります。
重賞レースや知名度の高いレースは出走直前で急激に購入者が増えたりするので、競馬初心者は倍率に惑わされてしまいます。
ここで重要なのは、倍率の変動や買われ方に左右されず、そういったレースの馬券は購入しないと判断することが大切です。
おすすめの買い方はワイド
競馬初心者でも的中確率が高く、単勝倍率と複勝倍率を参考にできる馬券は「ワイド」です。
ワイドは購入した2頭の組み合わせが、1着から3着に入れば的中になる馬券なので、上記で1番目に説明したポイントを活かした馬券を購入することができます。
競馬初心者でも購入しやすい馬券の種類であり、的中率も高めです。
急激な倍率の変動が起きていない限りは率先して購入しましょう。
倍率を確認する方法
各競走馬の倍率をいちいち計算するのは手間なので、競馬の倍率を簡単にチェックできるサイトを紹介します。
・JRA
・netkeiba.com
馬券の買われ方によってリアルタイムで変動するのが倍率なので、最終的に倍率が確定するのは購入終了後であるということを抑えておきましょう。
JRA
初心者にもおすすめなのがJRA（日本中央競馬会）の公式ホームページで、正確な倍率をチェックすることができます。
メニューのオッズから確認できるので、一度試してみてください。
netkeiba.com
netkeiba.comは競馬情報メディア最大手のサイトです。
出走馬や騎手の過去の戦績や各種データが記載されており、データベースとしても利用可能です。
まとめ
倍率とは購入した馬券が的中した時に払戻金がいくらになるのかを示した数値であり、各馬のバロメーターでもあるということがわかったかと思います。
競馬をやる上で倍率を確認することは必須ですが、馬券を購入する際の参考程度にするのが良いでしょう。
自分でデータや情報などを調べ、しっかり予想をして馬券を購入できるようになると的中率も高くなっていきます。
当然ですが、過去最高倍率は平均倍率を大きく上回っており、的中させれば高額な払戻金を得ることができる倍率になっています。
継続して競馬を続けることができれば、高額な払戻金を得られる倍率に出会えるかもしれませんね。
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