【競馬名勝負】あなたが選ぶ伝説のレースは?和暦別で大公開!

競馬の豆知識
この記事は約11分で読めます。
スポンサーリンク
競馬 伝説のレース

「記憶に残る伝説のレースを知りたい」
「過去の名場面を振り返りたい」
「もっと競馬のことを知りたい」

このように思っている方も多いでしょう。

昭和、平成、令和とそれぞれの時代に記憶に残る名レースがありました。

当記事では、時代別に名シーンや名勝負を解説していきます。

「永遠の宿敵対決」「3強激突レース」「圧勝逃げ切りレース」

競馬ファンのあなたなら、どのレースを思い浮かべるのでしょうか?

時代を超えて語り継がれる伝説のレースを一緒に振り返っていきましょう。

スポンサーリンク
公式LINEでお得な情報をGET!!

競馬の歴史について 

競馬 伝説のレース

1906年4月29日に東京競馬会が馬券発売を伴う競馬を開始し、競馬は賭け事としても広まりました。

この日を「競馬の日」として、現在も競馬ファンによって祝われています。

初の競走は皇室の関心を引き、天皇大礼競馬として開催されました。

その後、競馬の統括団体として日本中央競馬会(JRA)が設立され中央競馬がスタート。

競馬は大衆的なスポーツとして人気が高まり、多くの競馬場でレースが行われています。

中央競馬と地方競馬の2つの主要な競馬団体が存在し、数々の重要な競走が行われているの

は周知の通りです。

昭和伝説のレース

競馬 伝説のレース

昭和には下記の2つの心に残る伝説のレースがありました。

1975年桜花賞
1977年有馬記念

1975年桜花賞

テスコガビーが桜花賞史上最大となる1.7秒差をつけ圧勝した伝説のレース。

出走時点で通算6戦5勝のテスコガビーが1番人気。

ゲートが開けば、先頭に飛び出すテスコガビー。

第4コーナーのカーブ地点、トウフクサカエやジョーケンプトンが追ってくるもテスコガビーとの差は広がるばかり。

テスコガビーは、直線に入っても後続を引き離し独走劇を展開します。

結果、2着のジョーケンプトン以下に大差をつける圧勝。

2着ジョーケンプトンとのタイム差は1秒7でした。

杉本清アナウンサーの名実況「後ろからはなんも来ない」も有名になりました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着3枠7番テスコガビー菅原泰夫
2着2枠5番ジョーケンプトン簗田善則
3着5枠12番トウフクサカエ福永洋一
4着8枠22番タニノサイアス久保敏文
5着8枠20番サウンドカグラ内田国夫

1977年有馬記念

永遠に語り継ぎたい名勝負!トウショウボーイVSテンポイントのライバル対決

有馬記念が来るたびに語られるのが、1977年の「TT」と呼ばれたトウショウボーイとテンポイントのライバル対決です。

ゲートが開くと先頭に立ったのはトウショウボーイ。

その後ろにテンポイント、逃げ馬スピリットスワプスは3番手、プレストウコウとグリーングラスが並んで4番手。

第1コーナーでは少し差を広げたテンポイントだったが、第2コーナーではトウショウボーイに差を詰められて並ぶようにして激しい先頭争いを繰り広げました。

直線半ばテンポイントが引き離しにかかるがトウショウボーイもまた差し返しに。

そしてまたテンポイントが抜き返すというマッチレースを展開しました。

逃げ馬のスピリットスワプスだけでなくほかの馬たちも完全に無視され、TTは2頭だけで2500メートルを走り抜いたのです。

勝ったのはテンポイント。

その差は3/4馬身差。

トウショウボーイのラストレースとなり、前年の雪辱を果たしたテンポイントの最後のゴールにもなりました。

このレースは時代を越えて評価され、2014年の競馬雑誌「優駿」においても「永遠に語り継ぎたい名勝負」でも堂々の一位を飾りました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着3枠3番テンポイント鹿戸明
2着1枠1番トウショウボーイ武邦彦
3着6枠6番グリーングラス嶋田功
4着5枠5番プレストウコウ郷原洋行
5着2枠2番トウフクセダン宮田仁
公式LINE

平成伝説のレース

競馬 伝説のレース

平成には、30年の間に数々の名レースが誕生しました。

その中でも競馬ファンの心を掴んだ下記の5つのレースを振り返ります。

1998年金鯱(きんこ)賞
1999年有馬記念
2008年天皇賞・秋
2010年オークス
2012年ジャパンカップ

1998年金鯱(きんこ)賞

「逃げて差す」サイレンススズカのベストレース。

1998年5月30日、中京11R。

サイレンススズカはスタートでハナを奪うと、ミッドナイトベットやマチカネフクキタルなどの強豪を突き放し、2着のミッドナイトベットに1秒8差の大差をつけてゴールイン。

重賞2連勝中のサイレンススズカは、断然の1番人気に応えて圧勝したのです。

走破タイムも1分57秒8のレコードを記録

中京競馬場の開設60周年を記念して行われた「思い出のベストホース大賞」で、サイレンススズカは2位オグリキャップにダブルスコアをつける圧勝で1位に選ばれました。

中京競馬場にはサイレンススズカ広場があり、馬名と現役時代の勇姿が刻まれたモニュメントもあります。

「やっぱりサイレンススズカの金鯱賞は衝撃的だった」と武豊騎手も語った98年の金鯱賞は、GI以上のインパクトを残したレースとなりました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着5枠5番サイレンススズカ武豊
2着2枠2番ミッドナイトベット河内洋
3着3枠3番タイキエルドラド岡部幸雄
4着6枠6番テイエムオオアラシ四位洋文
5着1枠1番ナムラホームズ秋山真一郎

1999年有馬記念

最強馬の座をかけての同期対決を4cm差で制したグラスワンダー。

1999年12月26日 中山9R。

レースは、1000m通過タイムが64〜65秒というスローペースでスタートしました。

スペシャルウィークは最後方に控え、後方10,11番手に控えたグラスワンダーをマーク。

最後の直線残り250mでツルマルツヨシが早めに先頭に立つが、残り50m付近でテイエムオペラオーに交わされました。

さらにグラスワンダーとそれをマークしていたスペシャルウィークが外からテイエムオペラオーを追い上げたのです。

3頭の叩き合いとなりましたが、テイエムオペラオーがわずかに交わされ、グラスワンダーとスペシャルウィークがほぼ並んだ状態でゴールイン。

写真判定の結果、4cm差でグラスワンダーに軍配が上がった大混戦レースとなりました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着4枠7番グラスワンダー的場均
2着2枠3番スペシャルウィーク武豊
3着6枠11番テイエムオペラオー和田竜二
4着6枠10番ツルマルツヨシ藤田伸二
5着7枠13番メジロブライト河内洋

2008年天皇賞・秋

ウオッカが宿敵ダイワスカーレットにレコード勝ちした伝説のレース。

2008年11月2日、東京2000m。

好スタートからハナを切ったのはダイワスカーレットでした。

トーセンキャプテンは逃げるダイワスカーレットを猛撃しますが、4コーナーで失速。

控えたウオッカはディープスカイと並行して25.9mの直線へ。

残り100mの地点でウオッカがディープスカイをねじ伏せ、ダイワスカーレットも捉えて先頭に。

差し返してくるダイワスカーレットにディープスカイも食い下がり、カンパニー、エアシェイディも迫って大混戦に。

ウオッカとダイワスカーレットがほぼ同時のゴールイン。

13分の写真判定の結果、わずか2cm差でウオッカが勝利しました。

ウオッカとのコンビでは初勝利となった武豊騎手は「素晴らしいレースだった。ウオッカに感謝したい」と語りました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着7枠14番ウオッカ武豊
2着4枠7番ダイワスカーレット安藤勝己
3着1枠2番ディープスカイ四位洋文
4着8枠16番カンパニー横山典弘
5着2枠3番エアシェイディ後藤浩輝

2010年オークス

アパパネとサンテミリオンがGI史上初の同着Vとなった伝説のレース。

2010年5月23日東京競馬場、レースは雨の中で行われました。

アパパネは馬群の後方外側につけ、サンテミリオンがその前を走行。

直線の残り200m地点でアパパネが一度は先頭に出ますが、内からサンテミリオンが差し返し、残り50m地点ではサンテミリオンが体勢有利に持ち込みました。

ゴール板を通過するときには「体はサンテミリオンが有利ながら、首の上げ下げはアパパネ有利に見える」という混戦状態に。

競馬では着差は目視で行われますが、勝負の結果は写真判定に委ねられることになったのです。

12分後、掲示板の確定ランプには“同着”の文字。

写真判定でも確認できないレベルだったというわけです。

蛯名正義騎乗のアパパネと横山典弘騎乗のサンテミリオンがほぼ同時に1着入線を果たし、同着優勝という結果に。

日本競馬史上初めて、1度のレースで2頭のGI覇者が誕生したのです。

アパパネは二冠を達成、サンテミリオンは初のGI制覇となりました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着8枠17番アパパネ蛯名正義
1着8枠18番サンテミリオン横山典弘
3着1枠2番アグネスワルツ柴田善臣
4着7枠13番アニメイトバイオ後藤浩輝
5着3枠6番オウケンサクラ安藤勝己

2012年ジャパンカップ

“3歳牝馬のジャパンカップ制覇”の偉業を成し遂げたジェンティルドンナの伝説のレース。

2012年11月25日、東京競馬場には11万人の大観衆が押し寄せました。

春の天皇賞勝ち馬ビートブラックがハナを切り、3コーナー手前からリードを広げ始めました。

トーセンジョーダンが2番手、ソレミアとフェノーメノが続き、エイシンフラッシュが中団。

その後ろに大本命オルフェーヴル。

ジェンティルドンナは15番枠からのレースでしたが、2番手の内に上手く潜り込みレースを進めていきました。

対するオルフェーヴルは、外枠からじっと構えるやや後方よりの外目でレースを進めていきます。

平均的なペースでレースは流れていきます。

迎えた3〜4コーナーでは、外からオルフェーヴルが徐々に進出を開始。

逃げるビートブラックを追うオルフェーヴル。

そして最内からはジェンティルドンナも伸びてきます。

前を行くビートブラックと外のオルフェに進路をふさがれる形になった岩田康誠騎手のジェンティルドンナでしたが、外のオルフェーヴルを弾き飛ばして進路を確保。

オルフェーヴルとジェンティルドンナの壮絶な叩き合いになり、ジェンティルドンナはハナ差でオルフェーヴルとの接戦をものにしました。

ジェンティルドンナは3歳牝馬としては史上初のジャパンカップ制覇を成し遂げると、その年の年度代表馬に選ばれることになります。

着順枠番馬番馬名騎手
1着8枠15番ジェンティルドンナ岩田康誠
2着8枠17番オルフェーヴル池添謙一
3着7枠13番ルーラーシップC.ウィリアムズ
4着5枠10番ダークシャドウM.デムーロ
5着2枠4番フェノーメノ蛯名正義

令和伝説のレース

競馬 伝説のレース

令和では、まだ記憶に新しい下記の2つのレースを振り返ります。

伝説のレースと語り継がれるに違いない感動のレースです。

2020年ジャパンカップ
2022年天皇賞・秋

2020年ジャパンカップ

最強女王アーモンドアイが三冠馬3頭対決のジャパンカップを制した伝説のレース。

2020年11月29日 コロナ禍で入場制限が設けられた中での東京12R 。

1番人気アーモンドアイ、2番人気コントレイル、3番人気デアリングタクト、4番人気が単勝20倍台という、史上初の三冠馬3頭対決が実現しました。

ハナを切ったのはキセキが大逃げを打ち、アーモンドアイは4番手に。

キセキの大逃げに迫り来る後続。

4コーナーを回った直線でアーモンドアイが抜き去り、そのままゴールイン。

1馬身差でコントレイルが2着、クビ差でデアリングタクトと人気順通りに決着しました。

アーモンドアイはこの勝利により前人未到の芝GI9勝を達成し、キタサンブラックを超えてJRA賞金王に輝きました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着2枠2番アーモンドアイ国枝栄
2着4枠6番コントレイル福永祐一
3着3枠5番デアリングタクト松山弘平
4着1枠1番カレンブーケドール津村明秀
5着8枠15番グローリーヴェイズ川田将雅

2022年天皇賞・秋

3歳馬イクイノックスが待望のGI初制覇をした白熱レース。

2022年10月30日、東京競馬場。

出走馬15頭中5頭がGI馬、全頭が重賞馬というメンバー。

2022年のクラシック競走での上位馬と古馬がぶつかり合うレースとなりました。

勢いよくゲートを飛び出したパンサラッサの大逃げで、ターフビジョンに1000メートル通過「57秒4」の表示に湧き上がる歓声。

残り200mを過ぎるとジャックドール、ダノンベルーガ、イクイノックスの3頭がパンサラッサに迫る勢いで追い上げた。

ゴール板手前で、イクイノックスがパンサラッサをとらえ抜き去りゴールイン。

イクイノックスが競馬界のエースとなることが確信できた22年のベストレースになりました。

着順枠番馬番馬名騎手
1着4枠7番イクイノックスC.ルメール
2着2枠3番パンサラッサ吉田豊
3着3枠5番ダノンベルーガ川田将雅
4着5枠9番ジャックドール藤岡佑介
5着5枠8番シャフリヤールC.デムーロ
公式LINE

まとめ

昭和、平成、令和の名場面、名シーンを振り返りました。

競馬ファンでなくとも涙したシーンもありましたよね。

名シーンは時代を超えて語り継がれ、やがて伝説のシーンになっていくのでしょう。

競馬は競走馬が速さと持久力を競い合うだけでなく、観る者にレースの緊張感や興奮、感動を与えてくれます。

競馬ファン同士で情報を共有し合い楽しむこともできます。

伝説のシーンを振り返りながら、これから生まれる名勝負に期待を馳せましょう。

コメント

 

✳︎最新情報を最速で入手したい!
✳︎もっと競馬に詳しくなりたい!
✳︎競馬の事を勉強したい!


 

あなたの悩みを
【公式LINE】で簡単に解決!!

タイトルとURLをコピーしました