競馬の斤量とは?勝利への鍵を握る数字の秘密

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斤量とは

「斤量って何?」
「斤量によってレースにどんな影響が出るの?」
「斤量はどのようにして決められるの?」

競馬の出走表を見ていると、「斤量(きんりょう)」という文字を目にしたことがあるかと思います。

ちなみに競馬で勝てないと悩んでいる皆さんは、普段何を意識して予想をしていますか?

距離、戦績、騎手、全てとても大事なことです。

でも意外と軽視されてしまっているのがこの「斤量(きんりょう)」です。

GIレースではあまり取り上げられることのない要素ですが、GII,GIIIでは勝負の分かれ目になることもある重要なポイントです。

さらに、実はこの斤量に注目することで一つのレースでWIN5並みの一攫千金を狙えることもあり、競馬で成功している人なら絶対に見逃しません。

この記事では、そんな斤量について解説するとともに、大勝ちする確率をあげるための必勝法を紹介していきます。

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競馬の斤量とは?

斤量とは

競馬でよく聞く「斤量(きんりょう)」とは何のことなのでしょうか。

簡単に解説していきます。

競馬における斤量とは「競走馬がレース中に背負う負担重量」のことです。

競馬ではレース内容と馬の状況によって重さによるハンデを付けることになっており、それが斤量です。

この斤量の大半は騎手の体重で、他は騎手が身に着けているプロテクター等の重量になります。

「 斤量 = 騎手の体重 + 騎手のプロテクター + 鞍など重量調整用の馬具 」

負担重量の決め方

斤量とは

競馬には下記の4種類のレースがあり、それぞれのルールによって各馬の負担重量が変わっていきます。

・定量戦
・馬齢戦
・別定戦
・ハンデ戦

1つずつ解説していきます。

馬齢戦

一つ目が「馬齢戦」。

3歳限定など『出走年齢に制限がある』レースで使われるルールです。

サラブレッドの2,3歳時期は、牝馬の方が牡馬より成長が早いことから設けられているルールです。

牝馬と牡馬の間のみで斤量差があり、同性の馬同士では斤量差はありません。

定量戦

二つ目が「定量戦」。

競走馬の能力に関係なく『5歳以上は57キロが基準』というルールで戦うレースです。

『馬本来の実力を発揮させる』ためのルールであり、「日本ダービー」や「有馬記念」などハイレベルな重賞レースに採用されています。

基準の斤量から牝馬はマイナス2キロされるのに加えて、馬齢をふまえて最終的な斤量を決定します。

別定戦

三つ目は「別定戦」。

別定戦は定量戦とは逆に『レースごとに斤量が設定』されているレースです。

定量戦では「性別」と「馬齢」を斤量決定の基準としていますが、別定戦では他にも「獲得賞金」や「勝利数」など過去の成績によって斤量を決定します。

これは圧倒的な実力を持つGI馬が前哨戦などに出て他の馬のチャンスを潰さない目的があります。

ハンデ戦

最後が「ハンデ戦」。

ハンデ戦は『個別の馬に斤量を設定』するレースです。

あくまでも規則にそって機械的に負荷を決める別定戦とは違い、JRAのハンディキャッパーが各馬の斤量を決定します。

担当者は『最終直線で全馬が横一列になる』ことを理想に斤量を決定するので、強い馬ほど高い負荷をかけられることになります。

その代わりに競馬の中でも最も荒れるレースとして熱戦を期待することができます。

その他の条件で斤量が変わるケース

斤量とは

上記のように出走馬の斤量はレースの施行条件によって定められていますが、例外的に斤量が変化するケースは他にもあります。

・減量騎手
・馬齢
・南半球産の馬

こちらも1つずつ解説していきます。

減量騎手

減量騎手とは、まだ経験が浅く実力の低い騎手を起用することで得られる、斤量軽減措置のことです。

減量騎手の資格と与えられる措置の内容は、デビューから5年未満で通算勝利数が30勝以下なら3kg50勝以下なら2kg100勝以下なら1㎏となっています。

まだ無名の騎手が乗っていても勝てるチャンスが十分にあるということです。

馬齢

前述した3歳以下に設けられる「馬齢戦」について補足して説明をします。

3歳馬は夏以降には4歳以上の古馬といわれる馬たちと同じレースを走ることになります。

しかし、この時の3歳馬の中にはまだ身体が成長しきっていない馬もいるために、斤量の軽減によってレースの公平性を保っているのです。

この措置は6月では5㎏、7月では4㎏と続いて3月まで続きます。

南半球産の馬

オーストラリアやニュージーランドなどの南半球生まれの馬にも特別な救済措置があります。

競走馬の年齢は人間と違って1月1日に全員が一斉に1歳とカウントされます。

それによって、3歳になると1月1日生まれの馬も12月31日生まれの馬も同じ年に「クラシック3冠」などのレースに挑戦することになります。

そのため日本では競走馬の出産シーズンは1月〜6月になっていて、本気でGIを目指す馬はできるだけ早くに生まれて身体が成長していることが望ましいです。

しかし、地球の裏側である南半球では季節が逆転しているために出産シーズンが7月〜12月となっているのです。

これではハンデが大きすぎるため、南半球生まれの馬には2歳7月~4歳8月まで別途1㎏~4㎏の負担軽減がされています。

斤量がレースに与える影響

斤量とは

元々体重が数百キロある馬にとって、数キロの斤量の違いは実際にどれほどレースに影響を与えるのでしょうか。

芝のレースとダートレースをそれぞれ解説していきます。

芝のレース

一般的に馬の斤量は『1kgで1馬身』の差が出ると言われています。

当然、馬の元の体重によって影響力は変わりますが、これを基準に展開予想をすると次のレースで当てることができるかもしれません。

また、馬は斤量が大きくなると地面との反発力が減って瞬発力が下がってしまいます。

つまり、同じ力でも一瞬で進める距離が減ってしまうので、思ったようにラストスパートで距離を縮めることができなくなってしまうのです。

このことから斤量が大きい馬は差しや追込でも序盤からいつもより前に出て、早めにスパートをかけるようになります。

斤量による瞬発力の低下と普段以上のパワーの消費に対して、馬の体力がどこまでもつのか見極めるのが騎手の腕の見せ所ですね。

ダートレース

ダートレースでは芝のレースより斤量による影響は少ないとされています。

ダート馬は芝よりも力のいるダートを走るために元から500㎏超えのパワーのある馬が多く、少しの斤量では影響がないことが多いです。

そのためダートレースの予想ではあまり斤量は考えない傾向にあります。

斤量を活かしたレースを予想する方法

斤量とは

では、実際のレース予想ではどのように斤量を考慮して予想すればいいのでしょうか。

・ハンデ戦
・元々の馬体重

上記2つを紹介していきます。

ハンデ戦

まず、斤量が一番重要になるのは「ハンデ戦」です。

ハンデ戦では担当者が負荷重量を決めるために、強い馬ほど大きな負荷を与えられることになります。

前述の通り、ハンデ戦での負荷重量は『最終直線で全馬が横一列になる』ことも目標に設定されています。

つまり、ゴール前まで激戦になってどの馬にも勝利のチャンスがあるということです。

それならば、少しでも儲けを得るために賭けるべきはオッズの高い人気下位の馬たち。

普通のレースならば人気下位の馬が勝つことは滅多にありませんが、ハンデ戦なら十分にそれがあり得ます。

実際に過去のハンデ戦では一度の3連単で数百万の配当になったこともあり、上手くいけばWIN5並みに儲けられるチャンスになります。

元々の馬体重

ダート馬にあまり斤量が関係ないように、芝のレースでも元々の馬体重によっては、あまり斤量は影響がありません。

目安としては400㎏の馬で『1㎏1馬身』

500㎏に近付くほど関係なくなると考えても問題ないでしょう。

それよりも意識したいのは、同じ体重同士の斤量差と馬場状態です。

同じ体重の馬同士ではより斤量が高いほうがハンデを背負っていることになります。

また重馬場の場合にも馬はいつも以上のパワーが要求されます。

こういった条件が重なった場合には、斤量を考慮に入れた予想もしていくことが必要になるでしょう。

まとめ

競馬における斤量とは、レースや競走馬の実力などに応じて設定される負荷重量のこと。

重量差が大きいとレース結果に大きな影響が出るため、斤量については出来るだけ公平なレースが行われるような配慮がなされています。

芝のレースでは、この斤量1㎏=1馬身の違いが生まれると言われており、特に「差し・追込」「重馬場」では斤量の影響が強くなるため意識しておくことが必要です。

また、ハンデ戦では実力によってかなりの斤量差が生まれるので、荒れやすく大穴狙いの一攫千金も狙うことができるようになります。

高配当を狙いたい人には注目のレースになるでしょう。

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