競馬の勝敗を左右する?脚質別攻略法を大公開!

中央・地方競馬攻略
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競馬 脚質

「競馬の脚質は確認した方がいいの?
「基本先行が有利なんじゃないの?」
「脚質を理解すれば予想に活用できるって本当?」

上記のような疑問を一度でも持った人もいるのではないでしょうか?

脚質の知識を活かせば、レース展開が読みやすくなります。

しかし、競馬場によって脚質の向き不向きがあるのです。

この記事では、4つの脚質を分析しながら、脚質別の攻略法をお教えします。

伝説の名馬の脚質についても詳しく紹介します。

競馬の勝率を上げたい方は、ぜひ最後までお読みください。

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脚質4種類の特徴

競馬 脚質

競馬における脚質とは、その馬が得意とするレース戦術のことです。

脚質は、以下の4種類あります。

・逃げ
・先行
・差し
・追い込み

1つずつ解説していきます。

逃げ

逃げの特徴はレース開始直後に先頭に立って、そのまま1着を目指すことです。

強い闘争心を持っている逃げ馬もいれば、集団の中だと力を出せない臆病な逃げ馬もいます。

逃げ馬に必要な能力は、スタート直後に一気にスピードを上げてダッシュする加速力です。

逃げが有利な競馬場

逃げ馬は直線の短い競馬場が有利です。

最強は芝・ダート共に函館競馬場(262.1m)。

東京芝で逃げ馬を狙うなら1400m。

中山競馬場で狙うなら1800m。

中山芝1800mはスタート直後から上り坂が続き、レースが極端なスローペースで進みやすいです。

阪神競馬場と京都競馬場では芝1200m。

逃げの代表的な競走馬

多くの競馬ファンの記憶に残る逃げ馬は、サイレンススズカです。

1998年の「バレンタインステークス」「中山記念」「小倉大賞典」で逃げ切り勝ち。

さらに「きんこ賞」では、2着に1.8秒差という衝撃的な大差で圧勝しました。

その後も「宝塚記念」「毎日王冠」を逃げ切って、中距離では敵なしという強さを見せました。

次に挙げられるのは、まだ記憶に新しいキタサンブラック

GIで7勝という実績は、シンボリルドルフディープインパクトなどの歴代の名馬と並ぶ勝利数です。

テスコガビーセイウンスカイメジロパーマーダイワスカーレットも逃げの代表的な競走馬です。

先行

先行の特徴は、逃げ馬の後ろから追い抜けるチャンスを見極めながら、逃げ馬のスタミナが切れたきたころに前に出ること。

さらに、先行馬はレースの状況に左右されにくい脚質なので、危なげなくレースに勝利することが多いのが特徴です。

先行が有利な競馬場

先行が有利な競馬場は、ほぼ逃げ馬と同じように直線距離が短い競馬場です。

しかし、先行馬は基本的に逃げ馬を射程圏内に捉えている状態で最後の直線を迎えるので、距離が短いことで不利になるわけではありません。

むしろ、温存していた力を使って一気に追い上げてくる差し馬追い込み馬終盤抜かれにくい競馬場の方が有利なのです。

結果として、最後の直線距離が短い競馬場の方が有利となります。

先行の代表的な競走馬

先行を得意とする競走馬はジェンティルドンナです。

オークスをレコードで突き放して勝つなど、牡馬との戦いでは、先行してスローからの瞬発力勝負で強さを発揮しました。

次に挙げられるのは、タフなスピードがあり先行から粘り込む競馬で、マイルチャンピオンシップ連覇含むGIを5勝したダイワメジャー

さらに、マイル以下の短距離路線では、最強馬候補として名前がでてくるタイキシャトル

圧倒的なスタミナとパワーを持ったメジロマックイーンも代表的な先行馬です。

差し

差しは、レース序盤では、逃げと先行の様子を見つつ、最終コーナーあたりで末脚を使いゴールを目指します。

群れの中でも物怖じしない平常心を保てるのが差し馬の特徴です。

差し馬には、一気にスパートをかけることができる瞬発力が求められます。

差しが有利な競馬場

差しが最も有利な競馬場は、最後の直線距離が525.9mと最も長い東京競馬場です。

続いて、476.3mの阪神競馬場外回り。

直線が長ければ長いほど、最後にスピードに乗った脚を使えるのです。

差しの代表的な競走馬

差し馬は名馬が多いと言われるなかでも、ランキング1位はディープインパクトです。

ディープインパクトの特徴は、瞬発力とスピードが飛び抜けていること。

レースの前半は後方に位置しても、最後の直線で一気に抜き去る走りが可能なのです。

直線できっちり捉える差し馬は、多くのファンを楽しませてくれます。

オルフェーヴルウオッカも差しの代表的な競走馬です。

追い込み

追い込みは、ほぼ一番後ろをキープしながら、最後の直線で他の馬を一気に抜き去ること。

追い込み馬は砂を浴びるのを嫌う臆病な馬や、比較的のんびりとした性格の馬が多いのが特徴。

また、スタート直後のダッシュ力・瞬発力に欠ける馬も追い込み馬となることも。

しかし、追い込み馬には、最後に追い抜くスタミナが必要不可欠なのです。

追い込みが有利な競馬場

追い込みが有利な競馬場は、差しと同じです。

追い込みも、直線が長ければ長いほど、スピードに乗った脚を使えます。

ただし、差し馬よりも先頭との距離が大きい分、より有利不利の影響は大きいでしょう。

追い込みの代表的な競走馬

ここでは、GIレースで追い込みを決めた競走馬をご紹介します。

・1993年 皐月賞 ナリタタイシン
・2003年 スプリンターズS デュランダル
・2005年 オークス シーザリオ
・2010年 NHKマイルカップ ダノンシャンティ
・2014年 桜花賞 ハープスター

中でも、17頭をごぼう抜きしたハープスターの衝撃末脚は、競馬ファンを魅了しました。

各脚質のメリット・デメリット

競馬 脚質

次に、「逃げ・先行・差し・追い込み」のメリットデメリットを見ていきましょう。

逃げ

逃げ馬のメリットは走行進路を選べることです。

コース内側の最短ルートを走ることができるので有利になります。

また、逃げ馬が1頭の場合は、自分のペースでレースを進められます。

つまり、狙い目は逃げ馬が1頭しかいないレースです。

1頭がスローペースで体力を温存しながら走り、後方の馬が力を発揮しにくい戦術が可能になります。

また、序盤から大きなリードを許し、最後の直線で差し馬にも劣らない末脚を使えるサイレンススズカのような「逃げて差す」馬も狙い目でしょう。

しかし、逃げ馬にはデメリットもあります。

先頭を走るため、空気抵抗を受けやすく、スタミナの消費が激しくなります。

また、逃げ馬は、敵のマークによって惨敗するケースも多いのです。

スタート直後に他の逃げ馬と先手争いをしてしまうと、無駄にスタミナを消耗し共倒れになってしまうことも。

先行

中団よりも前に位置している先行馬は、最後の直線で馬群も捌きやすく、ペースにも左右されにくいのがメリット。

先行は勝つための理想的なポジション

スローペースなレース展開は先行馬には有利に働きます。

狙い目は、逃げ馬が少ないレースです。

直線が短くカーブのゆるい競馬場も先行馬が有利になります。

一般的に「差し・追い込み」はペースに左右されやすいため、「逃げ・先行」が有利です。

勝率も「逃げ・先行」を合わせたら60%を超えると言われています。

先行馬のデメリットは、逃げ馬が多い場合のハイペースになるレース展開です。

差し

差し馬の最大のメリットはオッズに旨味があることです。

展開が予想しやすい8頭立てなど少頭数レースより、フルゲートレースの方が差し馬のオッズは高くなるので、多頭数レースが狙い目です。

差し馬が有利になるのは、

・直線の長いコース
・距離の長いコース
・逃げ馬、先行馬が多いレース

差し馬のデメリットは、レース序盤から、逃げ・先行馬の後ろを走るので走路が荒れていることや、ダートレースでは前の馬が蹴った砂を被ることが多くなること。

極端なスローペースに弱いことも差し馬のデメリットです。

また差し馬は距離が短いほど枠の影響を受けやすくなります。

追い込み

追い込みが決まりやすい中・長距離の競馬場は、追い込みにはメリットです。

また逃げ馬が多いハイスピードのレース展開ではスタミナを消費するため、追い込みは有利になります。

追い込み馬が先頭に立った場合は、そのままゴールするケースがほとんどだからです。

追い込みのデメリットは馬群が塞がり突き進めないことやコース外側を走ることが多くなるため距離的に不利になること。

追い込みに有利なのが中・長距離の競馬場なので、短距離は不利です。

例えば福島や小倉競馬場など。

追い込みの狙い目は、ハイペースな展開になって逃げ馬・先行馬が崩れるレースです。

逃げが複数いるレースが狙い目になるでしょう。

脚質を見てレース展開を予想する方法

競馬 脚質

レース展開をもっとも大きく左右する脚質は”逃げ”です。

波乱を巻き起こすレースも単調なレースになるのも鍵を握るのは逃げ馬の存在。

レース展開を考えるには、”逃げ”に注目しましょう。

・”逃げ”と”先行”に注目する
・”逃げ”の数を把握する

上記の2つのレース展開を詳しく解説していきます。

”逃げ”と”先行”に注目する

逃げ馬と先行馬の頭数に注目しましょう。

なぜなら、逃げ馬や先行馬が多いレースでは差し・追い込み馬が有利になるからです。

また先行馬に1番人気がいる場合は注意が必要。

先行馬に1番人気がいると、逃げ馬にとっては大きなプレッシャーになります。

捕まりやすく厳しいレース展開になるのです。

”逃げ”の数を把握する

まず、”逃げ”の数を把握しましょう。

・1頭の場合
・複数いる場合
・1頭もいない場合

各ケースの場合を解説していきます。

1頭の場合

逃げ馬が1頭の場合は、その逃げ馬がレースのペースを握ります。

つまり逃げ馬に有利な展開がずっと続くのです。

最終直線でも自分のペースで進めてきたため、余力を残したまま逃げ切ることになります。

スローペースな展開で有利なのは逃げ馬

差し馬や追い込み馬はスパートをかけるのが難しくなります。

複数いる場合

逃げ馬が複数いると、レース開始直後から1着争いをすることになります。

一般的にレースはハイペースな展開となり、差し馬追い込み馬有利になるのです。

途中でスタミナが切れて、差し馬や追い込み馬に抜かれる可能性が高くなります。

しかし、逃げ馬のすべてが先頭に行きたがるとは限りません。

そうなると1頭の逃げ馬とそれに続く先行馬という状況になり、差し馬や追い込み馬は不利になります。

1頭もいない場合

逃げ馬が1頭もいない場合、レース展開が読みづらくなります。

どの先行馬が逃げ馬になるかわからないからです。

先行馬は逃げても走れるタイプと、周りに馬がいなければ闘争心がなくなるタイプがいます。

走れるタイプは、スパートをかける力もあるので、差し馬や追い込み馬にとっては不利になります。

逆に、走れない馬が内枠にいて前に押し出された場合は、差し馬や追い込み馬にとって有利になるのです。

逃げ馬がいない場合は、先行馬について調べておきましょう。

脚質別の勝率を見る

実際のレースでは、どのくらい勝率に差が出てるのかを見ていきましょう。

逃げ先行差し追い込みマクリ
全レース16%44%29%11%2%
重賞のみ13%33%43%11%2%

2019年の芝のレースでは、先行馬が44%と圧倒的な成績。

「逃げ+先行」ちょうど60%の割合を占めました。

やはり競馬では、前にいる方が断然有利ということが実証されたのです。

ただし、重賞になると1着の割合は、一気に逆転します。

「先行」全体の44%に対して、30%に落ち込んだ代わりに、「差し」全体の29%から43%に。

やはり実力馬は、前を捉えるだけの強烈な足を持っているということでしょう。

また、重賞が開催される競馬場は直線が長いコースの割合が圧倒的に大きくなります。

直線が長ければ長いほど、じっくり足をためられる点が大きいと言えます。

まとめ

今回の記事では、脚質4種類の特徴とメリット・デメリットを解説しました。

競馬の脚質は、レース展開を予想する上で重要な要素であり、買い目点数を絞る意味でも非常に重要な役割を果たしています。

それぞれの脚質に有利な競馬場と競走馬も紹介したので、今後の予想に活かしていきましょう。

ただし、各競走馬の脚質は出走表に記載されていないため、自分で調べる必要があるので注意が必要です。

脚質別の勝率を参考に、ぜひ実践してみてください。

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