「着順を予想するのは難しいので、3連複ボックスを使いこなしたい」
「ボックスとフォーメーションの違いを知って、上手く使い分けたい」
「初心者でも簡単に的中する方法を知りたい」
このように思っている方も多いのではないでしょうか。
3連複ボックスは、競馬初心者でも高配当が狙えるため人気の馬券です。
しかし3連複ボックスは無駄な買い目が増えると、トリガミになる可能性が高くなります。
回収率を上げるためには、トリガミは避けなければなりません。
そこで、この記事では『3連複ボックスのメリットとデメリット』、『フォーメーションとの違い』を解説します。
回収率を上げるためのオススメの買い目点数も紹介します!
最後まで記事を読めば、2つの買い方をレースに応じて上手く使い分けられるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
3連複ボックスとは?
3連複ボックスとは、選択した馬の組み合わせを同一金額で購入する方法です。
購入した3頭の馬が、1〜3着にどの順番で入っても当たりとなります。
例えば1、2、3、4、5番の馬を5頭ボックス買いした場合は次の通りです。
・1-2-3
・1-4-5
・1-2-4
・2-3-4
・1-2-5
・2-3-5
・1-3-4
・2-4-5
・1-3-5
・3-4-5
三連複フォーメーションとは?
三連複フォーメーションとは、1頭目、2頭目、3頭目にそれぞれ1頭以上を選択し、その購入可能な組み合わせのすべてを、同一金額で購入する方法です。
買いたい馬すべての組み合わせを買う「ボックス」に比べ、買い目を少なく抑えられます。
また1頭目に2頭以上、2頭目に3頭以上を選択することも可能です。
レースの難易度などに応じて、自由自在に組み合わせられます。
「絶対3着以内に入る!」と確信している馬がいる場合は、3連複ボックスより、フォーメーションが向いているでしょう。
3連複ボックスの点数早見表
3連複ボックスの買い目は何点あるのでしょうか?
ボックス買いの点数は「何頭選択したか」で決まります。
3連複ボックスの組合せ数計算方法は、以下の通りです。
選択した頭数 ×(選択した頭数-1)×(選択した頭数-2)÷ 6
この方法で作成した3連複ボックスの点数早見表はJRAの公式ページからも確認できます。
頭数 | 点数 |
3 | 1 |
4 | 4 |
5 | 10 |
6 | 20 |
7 | 35 |
8 | 56 |
9 | 84 |
10 | 120 |
11 | 165 |
12 | 220 |
13 | 286 |
14 | 364 |
15 | 455 |
16 | 560 |
17 | 680 |
18 | 816 |
3連複ボックスのメリット
3連複ボックスのメリットは以下の通りです。
・初心者でも買いやすい
・的中しやすく高配当を期待できる
それぞれを詳しく説明していきます。
初心者でも買いやすい
3連複ボックスは軸馬を決めなくても良いため、競馬初心者でも買いやすいです。
3連複ボックスでは、選択した馬が1〜3着にどの順番で入っても当たりとなります。
つまり、選択した馬が上位3着以内に入る確率が高まるのです。
的中しやすく高配当も期待できる
3連複ボックスは、的中しやすく高配当を期待できます。
選んだ馬すべての組み合わせで買うので外れることがなく、3連複ボックスは、単勝や馬連よりも平均配当が高くなります。
とはいえ、単勝や馬連に比べて、的中率の低い馬券です。
回収率を上げるためには、的中率も高めなければいけません。
的中率を高めるには、確実に3着以内に入る人気馬を探し出すことが重要です。
3着に入ると予想できる馬が1頭いれば、残り2頭の組み合わせを予想するだけで済みます。
的中率を上げるために重要なことは、いかに信頼度の高い人気馬を探すかです。
信頼度の高い馬を見つけたら、さらに人気馬をもう1頭絡めたり穴馬を複数頭絡めたりと、幅を広げるのがおすすめです。
信頼度の高い馬を探すときは、実力だけでなく性格も考慮しましょう。
実力はあっても気性が荒いと、力を発揮できないことが少なくありません。
安定感のある馬を絡めると、高配当を期待できるでしょう。
競馬初心者でも簡単にできる軸馬の選び方として、単勝人気が3番以内の馬を選ぶのがオススメです。
実際、単勝人気3番以内の馬が馬券に絡む確率は、平均して約93%もあります。
3番人気以内の馬を軸に据えることで、軸馬が馬券に絡むことがほぼ確定するため、相手馬(中穴)選びに時間をかけられます。
3連複ボックスのデメリット
3連複ボックスのデメリットは以下の通りです。
・無駄な買い目が増える
・馬券代が増える可能性がある
無駄な買い目が増える
3連複ボックスの1つ目のデメリットは、無駄な買い目が増えることです。
3連複の的中は1通りしかないため、3連複6頭ボックスで的中した場合、20通りのうち19通りは無駄な馬券になります。
3連複ボックスは選択した馬の数に応じて組み合わせが増加するため、的中時の払戻金が薄まる可能性があります。
場合によってはマイナス収支となることも。
組み合わせ数が多くて当たりやすいメリットは、無駄な馬券で利益が減るデメリットにもなるのです。
期待値の低い馬券をカットして、期待値が高い馬券だけを購入することを目指しましょう。
期待値の計算方法は、的中率×払い戻しオッズです。
例えば、的中率が50%で払い戻しオッズが3倍の場合、計算式は0.5×3となり、期待値は1.5になります。
的中率が1%で払い戻しオッズが40倍の場合、計算式は0.01×40となり、期待値は0.4です。
オッズが高い=期待値が高いわけではないことが分かります。
実力があるのにオッズが高い馬(過小評価されている馬)を見つけましょう。
馬券代が増える可能性がある
3連複ボックスの2つ目のデメリットは、馬券代が増える可能性があることです。
ボックス馬券は、選んだ馬の数と組み合わせに応じて賭け金が増加します。
しかし、前述した点数早見表を見れば、資金に対して何頭購入すれば良いか一目瞭然。
競走馬や騎手の情報を収集し、しっかり予算をたてて、3連複ボックスを効果的に購入しましょう。
軸馬が決まらない時は3連複ボックスがオススメ
軸馬が決まらない時は3連複ボックスがオススメです。
3連複ボックスは、競馬初心者のみならず上級者にも幅広く愛用されています。
無理やり軸馬を選んで外れるくらいなら、ボックス買いで幅広く賭けたほうが、的中率は高まるからです。
ダントツ人気の馬がいない時は特に、3連複ボックスがオススメです。
上位人気馬で決着しても、それなりの配当を狙えます。
逆に、買いたい馬が非常に多くて絞りきれないレースは、ボックス買いを避けるべきです。
ボックス買いは頭数が増えれば増えるほど、買い目の数も膨れ上がります。
加えて、上位人気馬が多く入ると的中してもマイナス収支となる可能性が高まるでしょう。
つまりトリガミになりやすいのです。
3連複ボックスのオススメ点数は?
3連複ボックスのオススメ点数は、20点賭けです。
3連複6頭ボックスの組み合わせは、以下の20通りになります。
①ー②ー③ | ①ー②ー④ | ①ー②ー⑤ | ①ー②ー⑥ |
①ー③ー④ | ①ー③ー⑤ | ①ー③ー⑥ | ①ー④ー⑤ |
①ー④ー⑥ | ①ー⑤ー⑥ | ②ー③ー④ | ②ー③ー⑤ |
②ー③ー⑥ | ②ー④ー⑤ | ②ー④ー⑥ | ②ー⑤ー⑥ |
③ー④ー⑤ | ③ー④ー⑥ | ③ー⑤ー⑥ | ④ー⑤ー⑥ |
3連複6頭ボックスを1点100円で購入すると、1レースで2,000円必要になります。
2018年の中央競馬全レースにおける三連複の平均配当は、20,809円です。
平均配当の2万円程度の的中を目指しましょう。
3連複6頭ボックスを10レース買い続けて1レース当たると、回収率100%を超えます。
1レース的中させると、プラスとなる期待値です。
堅いレースに上位人気6頭を購入すれば的中率は高まりますが、トリガミになる可能性も高くなります。
6頭ボックスの中に最低でも3頭は穴馬を入れるのがオススメの買い方です。
中穴になる確率が高いレースを選びましょう。
3連複の配当ゾーンは以下の通りです。
配当 | 出現率 |
0~999円 | 9.3% |
1,000~1,999円 | 14.7% |
2,000~2,999円 | 10.4% |
3,000~4,999円 | 13.6% |
5,000~9,999円 | 16.9% |
10,000~19,999円 | 13.7% |
20,000~29,999円 | 5.4% |
30,000~49,999円 | 6.3% |
50,000~199,999円 | 7.8% |
200,000円以上 | 1.9% |
JRA過去5年芝・ダートレース(障害除く)
4,999円以下のゾーンが48%を占めますが、このゾーンばかり的中させても回収率は上がりません。
馬券のみに絞っても的中率はついてこないでしょう。
平均配当は20,000円超ですが、3連複の最高配当は6,952,600円です。
高額配当が平均配当を押し上げているので、出現数(レース)が多いわけではありません。
そこで狙うのが、出現率の多い5,000〜30,000円のゾーンです。
5,000〜30,000円ゾーンの出現率は36.0%のため、高配当にしては狙える確率といえます。
まとめ
3連複ボックスについて解説しました。
3連複ボックスは、初心者でも高配当が狙える人気の馬券です。
軸馬が決まらないレースには、3連複ボックスがオススメ。
しかし3連複ボックスには、選ぶ頭数が増えると馬券代がかさむデメリットがあります。
上位人気馬が多く入ってくれば、トリガミになる可能性が高まるので注意が必要です。
「絶対3着以内に入る!」と確信できる馬がいるレースは3連複ボックスより、フォーメーションが向いています。
レース状況に応じて、3連複ボックスとフォーメーションを使い分けることが重要です。
リスクとリターンのバランスを常に考えながら、競馬を楽しんでくださいね。
コメント
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