「競馬の逃げってどういう意味?」
「逃げ馬ってどんな特徴がある?」
「逃げの代表的な競走馬は?」
上記のように思われる方もいるのではないでしょうか。
せっかく競馬をやるならば勝って儲けを出したい!と思いますよね。
特に始めたばかりの頃は、競馬独自の言葉が多くて混乱することも。
そんな中、今回は「逃げ馬」について解説していきます。
競馬初心者でもわかりやすく逃げ馬の説明や逃げ馬の種類、選ぶべきタイミングを紹介します!
競馬をやる前に読んだら必ずあなたの役に立つ、そんな内容になっています。
自分が観に行くレースではどの馬券を買うべきかもわかるはずです。
是非最後まで読んでください。
逃げって何?
逃げとは、レースの初めから最後まで先頭順位を保ち、最後まで逃げ切る戦い方です。
勝ち逃げ、逃げ粘るというニュアンスが逃げには含まれています。
シンプルな戦術な上、スタミナの消耗も激しいため難しい勝ち方とされています。
逃げでの勝利は競馬においてロマンとも言えるでしょう。
他の馬を怖がったり、常に先頭に立っていたりする馬が、逃げ馬になることが多いです。
そんな「逃げ」は、大きく以下の2種類に分けられます。
・大逃げ
・ため逃げ
1つずつ紹介していきます。
大逃げ
大逃げとは、2番手以降の馬を大きく引き離してレースを走ることです。
大逃げをすることを、「大逃げを打つ」といいます。
後続馬の基準となりペースを作るため、レースにおいて重要な役割を担う馬となります。
ため逃げ
ため逃げとは、レースの中で他の馬群を引きつけつつ逃げ切る方法です。
スローからミドルペースが予測される試合では、この戦術の力が発揮されます。
逃げ馬が少ない時に選ぶと良いでしょう。
逃げ馬の得意分野
逃げ馬には得意な競馬場やレースのペースがあります。
逃げ馬が能力を発揮する分野を参考に、競馬予想をしてみてくださいね。
・逃げ馬の得意なペース
・逃げ馬の得意なコース
逃げ馬の得意なペース
逃げ馬は、スローペースでのレースが得意です。
先頭を最短距離で走るので、スタミナを残したまま直線を迎えられます。
スピードの絶対値が違う場合や瞬発力で他の馬に劣る場合は、スタミナが優れていても、ペースが速い馬が有利なこともあるので注意しましょう。
逃げ馬の得意なコース
逃げ馬は、ほかの馬がほとんど脚を伸ばすことができない、直線の短いコースが得意です。
具体例として、小回りのローカルコースや阪神競馬場、中山競馬場の内回りコースなどが挙げられます。
スタミナ消費が少なくなる、地面の高低差が少ないコースも逃げ馬の能力が発揮されやすいコースです。
逃げ馬を狙う3つのタイミング
逃げ馬について、だんだん理解が深まってきたのではないでしょうか?
レースにおいて逃げ馬を狙うべき3つのタイミングを紹介するので、競馬予想の参考にしてください。
・大敗後のレース
・逃げ馬が1頭しかいない時
・短距離戦
1つずつ解説していきます。
大敗後のレース
逃げ馬を選ぶべきタイミングの1つ目は、大敗した後のレースです。
逃げ馬の大敗には、それなりの理由があります。
同じタイプの逃げ馬がいてハイペースになったり、内枠が有利なコースで外枠に入るミスをしてしまったり、馬場と逃げ馬の相性が悪かったりなど。
前走で大敗した馬は、いくら人気の逃げ馬であっても人気が下がることが多いです。
以上の理由から、大敗後のレースは逃げ馬を選ぶ狙い目と言えるでしょう。
逃げ馬が1頭しかいない時
逃げ馬を狙うタイミング2つ目は、出走馬の中に逃げ馬が1頭しかいない時です。
逃げ馬が1頭しかいない場合、その馬がマイペースで逃げ切る可能性が高いです。
実力不足な逃げ馬も、マイペースで走れると逃げ切ることができます。
ただし、若手の騎手が参加している場合は注意が必要です。
前走で逃げていなくても積極的に逃げようとする可能性があるので、よく吟味しましょう。
短距離戦
逃げ馬を選ぶべきタイミングの3つ目は、短距離戦です。
スタミナのある逃げ馬は、1000メートル戦や1200メートル戦であればスピードを出して逃げ切れる場合もあります。
馬が内枠に入った場合、逃げ切ってゴールする可能性が高いのでよくチェックしておきましょう。
逃げ馬で予想する方法
逃げ馬が力を発揮する場面がわかってきたところで、逃げ馬の予想の仕方を説明します。
・人気が割れがちなレースは単勝・複勝
・強い馬がいる場合は三連複・三連単
人気が割れがちなレースは単勝・複勝
馬の人気が割れがちなレースは、単勝か複勝を狙いましょう。
逃げ馬の勝率は他の脚質の馬よりも高い傾向にあります。
一方で、少しでも気分が乗らなかったり、レースの途中で失速したりすると大敗もします。
特に頭数が揃っている場合や前走の大敗によって人気が割れる場合は、単勝や複勝を選ぶと良いでしょう。
強い逃げ馬がいる場合は三連複・三連単
強い逃げ馬がいる場合は、三連複もしくは三連単を選びましょう。
強くて人気の馬はオッズが低くなりがちです。
単勝でも的中させられそうですが、レース状況によっては1位を取れないことも。
三連複や三連単にしておけばオッズが上がり、マイナス回収になるのを防げます。
逃げを代表する名馬
競馬ファンにとって、それぞれが思い入れのある名馬です。
一度は聞いたことのある名前ばかりだと思いますよ!
キタサンブラック
「キタサンブラック」は北島三郎氏、あのサブちゃんの愛馬として、中央競馬G1を7勝したことで有名な馬です。
この快挙はシンボリルドルフ・テイエムオペラオー・ディープインパクトなどの歴代名馬に匹敵する勝利数です。
この快挙を達成するまでは逃げ馬というよりも先行脚質の馬でしたが、これ以降は逃げ馬として数々の大レースで活躍しました。
ダイワスカーレット
1971年以降、牝馬による優勝はなく空白の時代が続いていた有馬記念で37年ぶりに優勝を果たしたのが「ダイワスカーレット」です。
2008年、逃げによって優勝を果たしたダイワスカーレットは、逃げと先行の脚質を持つ器用な牝馬です。
サイレンススズカ
「サイレンススズカ」といえば大逃げを思い出す競馬ファンが多いのではないでしょうか。
サイレンススズカは歴代最強の逃げ馬といえるでしょう。
競馬には、強い馬に競りかけることで気性面や脚質面で馬のペースを乱す「鈴をつける」作戦があります。
「サイレンススズカに鈴をつけるのは不可能」といわれるほど、他の馬とはかけ離れた圧倒的なスピードをもっています。
天皇賞秋のレース中に故障してしまい、この世を去った悲劇の馬としても有名です。
タップダンスシチー
「タップダンスシチー」は古馬になってから、持ち前のスタミナを武器に逃げるか、道中で先頭に立つ競馬をしました。
多くの競馬ファンの記憶に残るのはジャパンカップです。
不良馬場でありながらも他の馬と9馬身差をつけて優勝しました。
この記録は、1984年のグレード制度導入以降G1史上最大を更新した着差です。
エイシンヒカリ
「エイシンヒカリ」は日本でのG1優勝経験はないものの、海外のG1で2度も優勝を果たしています。
有名なのはアイルランドトロフィーでの走りです。
ジョッキーが鞭で修正を図ったものの大きく右へ外れ、誰もが諦めかけましたが、エイシンヒカリは逃げ馬のスタミナ力を活かして優勝しました。
逃げを代表する現役競走馬
現役で活躍中の、逃げが得意な競走馬をご紹介します。
タイトルホルダー
2018年生まれの日本の牝馬です。
主な実績は2021年の菊花賞、2022年の天皇賞・宝塚記念です。
その他、2021年の弥生賞ディープインパクト記念、2022・2023年の日経賞を制しました。
2022年度JRA賞最優秀4歳以上牡馬も獲得しています。
ジャックドール
主な実績は2023年の大阪杯、2022年の金鯱賞、札幌記念です。
ジャックドールの意味はジャック(人名)+黄金(フランス語)なんだとか。
2021年に中京競馬場の3歳以上1勝クラスを藤岡佑介鞍上で勝利。
同条件の浜名湖特別(2勝クラス)、東京競馬場で行われたウェルカムステークス(3勝クラス)を連勝しオープン入りを果たしました。
パンサラッサ
主な実績は2022年のドバイターフ(GⅠ)と中山記念(GⅡ)、2021年の福島記念(GⅢ)です。
「パンサラッサ」は2023年3月に日本調教馬として初めて、世界最高の1着賞金(およそ13億円)のサウジCで優勝しました。
パンサラッサは2023年11月にジャパンC・G1に登録されることが発表されました。
まとめ
逃げ馬を狙うべきタイミングがわかったのではないでしょうか?
歴代の名馬や現役で活躍している競走馬もご紹介しました。
競馬界の歴史に残る馬の名シーンは、これからも競馬ファンに語り継がれていくでしょう。
逃げ馬の勝率は高いですが、他の馬や馬場との相性、馬の気分によって結果が変化しやすいです。
競馬を最大限楽しむためには、事前の下調べや馬券選びにも工夫が必要です。
逃げ馬の大敗後や得意とする馬場、人気にばらつきが出やすいレースで、この記事で紹介した予想の方法を実践してみてはいかがでしょうか?
競馬場に遊びに行く前には是非この記事を読み返して、競馬予想を楽しんでくださいね。
コメント
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