「阪神競馬場のコースごとの特徴を知りたい」
「阪神競馬場で行われるG1レースは?」
「阪神競馬場への行き方は?」
阪神競馬場に行く際に、上記のような疑問を持った人もいるのではないでしょうか。
阪神競馬場は最寄り駅が仁川駅であることから、仁川競馬場とも呼ばれています。
阪神競馬場で的中させるには、阪神競馬場について詳しく知ることが大切です。
この記事では、距離別の特徴と予想ポイントをご紹介します。
阪神競馬場の馬券を購入する前に、この記事を読んでくださいね。
阪神競馬場について
阪神競馬場は大阪杯や宝塚記念などのG1レースが多く開催される競馬場です。
阪神競馬場は2006年に大幅なコースの改修工事が行われました。
最大の特徴は、芝コースの3コーナーから4コーナーにかけて、外回りと内回りの2つのコースがあることです。
また、外回りコースは右回りとしては最長の、1周約2,090mあります。
最後の直線は、外回りコースが約474m、内回りコースが約357mで、右回りの競馬場としては外回りコースの直線は最長です。
1コーナーから2コーナーにかけて、スパイラルカーブが導入されました。
スパイラルカーブとは、カーブの進入口が緩くて出口がキツイ形状をしているカーブのことです。
2006年の外回りコース新設の改修以降、阪神競馬場のバックストレッチ(向正面の直線)は、内回りコースよりも100m以上延長されました。
引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/hanshin/course/
アクセス方法
競馬場名 | 阪神競馬場 |
住所 | 〒665-0053 兵庫県宝塚市駒の町1-1 |
電話番号 | 0798-51-7151 |
営業時間(開催日) | 原則として9時00分~17時00分 |
阪神競馬場の最寄り駅は、阪急今津線「仁川」駅です。
大阪方面からは阪急大阪梅田駅で阪急神戸線に乗車し、西宮北口駅で阪急今津線に乗り換えて「仁川」駅で下車。
所要時間は約30分です。
神戸方面からは阪急神戸三宮駅から阪急神戸線に乗車し、西宮北口駅で阪急今津線に乗り換えて「仁川」駅で下車。
所要時間は約25分です。
仁川駅から専用地下道、専用通路(サンライトウォーク)で徒歩約5分。
車の場合は、競馬場付近にJRA直営駐車場があります。
駐車場料金は以下の通りです。
- 阪神競馬開催日 2,000円(税込)
- パークウインズ(場外発売日)1,000円(税込)
引用元:https://www.jra.go.jp/facilities/race/hanshin/course/
特徴
阪神競馬場の特徴を3つのコースに分けてご紹介します。
・芝コース
・ダートコース
・直線
芝コース
阪神競馬場の芝は、オーバーシードを採用しています。
踏み込んだ力を走力に変えやすい野芝と、衝撃を吸収する洋芝を上手くミックスした理想的な芝がオーバーシードです。
ダートコース
ダートコースの1周の距離は約1,500m。
芝コースの内回りをスケールダウンしたような形状になっています。
内回り、外回りコースと同様に、残り200m付近に急な坂が設けられているため、坂をトップスピードで上り切るだけのスタミナが必要になります。
また、ダートコースの直線も約353mで坂もあることから、かなりタフなコースです。
直線
1991年の大規模改修の際には、それまで平坦だった直線のゴール前に坂を設置。
高低差は2mもありませんが、短い距離で急激に上るため、中山競馬場の急坂に匹敵するものとなっています。
外回りコースの最後の直線距離は約473mあり、新潟、東京についで中央競馬場全10コースのなかで3番目の長さです。
後方から様子を見つつ自分のペースで走れる差しや追い込みが有利になります。
『芝コース』距離別の特徴と予想するポイント
芝コースの距離別の特徴と予想するポイントをご紹介します。
・1200m
・1400m
・1600m
・1800m
・2000m
・2200m
・2400m
・2600m
・3000m
・3200m
1200m
3コーナーまで240m強ほどしかなく、先行争いは激しくなります。
しかし、なだらかな下り坂が直線の坂まで続くことや、距離と直線の短さもあり、下級条件のレースでは、距離的にも前に行く馬が残るケースが多いです。
また、3コーナーまでの距離がないことから、基本的に内枠が有利なコースでもあります。
ただし、先行争いが激化することで、1枠は馬群に包まれやすいため不利になりやすいでしょう。
狙い目は2枠です。
スタート地点 | 向こう正面真ん中やや左 |
コース | 内回りの右回りコース |
1周の距離 | Aコース:1,689mBコース:1,713.2m |
直線距離 | Aコース :356.5mBコース :359.1m |
高低差 | 1.9m |
フルゲート | Aコース:16頭Bコース:16頭 |
1200m芝コースで開催される重賞レース
- セントウルステークス
1400m
1200mよりスタート地点が下がるため、2コーナーからやや奥のポケットより発走します。
3コーナーまで約440m強あり、あまり先行争いが激しくならないため、距離の面でも必然的に逃げ・先行馬が残りやすいです。
一方で、先行争いが激しくなる上級レースでは、逆に差し馬も馬券に絡みやすくなります。
1200mと異なる点は、枠順としては1枠がかなり有利になることです。
スタート地点 | 2コーナー付近 |
コース | 内回りの右回り |
1周の距離 | Aコース:1,689mBコース:1,713.2m |
直線距離 | Aコース: 356.5mBコース :359.1m |
高低差 | 1.9m |
フルゲート | Aコース:18頭Bコース:18頭 |
1400m芝コースで開催される重賞レース
- 阪神カップ
- フィリーズレビュー
- 阪急杯
1600m
3つのG1が行われる主要コースです。
スタートは1200mと同じで、3コーナーまでは約440m強と、先行争いはさほどないため、枠順としては外枠が意外と有利になります。
最後の直線が長いため、流れが厳しくなる上級レースほど差し馬が台頭しやすくなりますが、下級条件のレースでは逃げ・先行馬も残ります。
スタート地点 | 向こう正面の真ん中やや左側 |
コース | 右回りの外回り |
1周の距離 | Aコース:2,089mBコース:2,113.2m |
直線距離 | Aコース :473.6mBコース :476.3m |
高低差 | 2.4m |
フルゲート | Aコース:18頭Bコース:18頭 |
1600m芝コースで開催される重賞レース
- 朝日杯フューチュリティステークス
- 阪神ジュベナイルフィリーズ
- マイラーズカップ
- チューリップ賞
- 阪神牝馬ステークス
- アーリントンカップ
脚質 | 勝率(%) | 連対率(%) | 複勝率(%) |
逃げ | 15 | 26 | 34 |
先行 | 11 | 22 | 31 |
差し | 7 | 14 | 21 |
追込 | 3 | 6 | 12 |
騎手 | 勝率(%) | 連対率(%) | 複勝率(%) |
川田将雅 | 33 | 41 | 60 |
福永祐一 | 14 | 26 | 41 |
和田竜二 | 8 | 22 | 26 |
幸英明 | 8 | 16 | 25 |
松山弘平 | 8 | 19 | 26 |
藤岡佑介 | 11 | 23 | 25 |
ルメール | 20 | 39 | 48 |
武豊 | 9 | 24 | 32 |
岩田望来 | 8 | 15 | 22 |
浜中俊 | 11 | 16 | 24 |
1800m
1400m(内回り)と同じ位置のポケットからスタートします。
3コーナーまでの距離が600m以上もあるので、枠順の有利不利はとくになくスローペースで流れます。
そのため、馬群が固まったままで直線まで向くという瞬発力勝負のレースになりやすい傾向です。
脚質は問わず、瞬発力勝負に長けた馬が馬券対象となります。
枠順も脚質も気にせず、コース適性のある馬を重視することがポイントです。
スタート地点 | 向こう正面2コーナー奥ポケット |
コース | 右回りの外回り |
1周の距離 | Aコース:2,089mBコース:2,113.2m |
直線距離 | Aコース :473.6mBコース :476.3m |
高低差 | 2.4m |
フルゲート | Aコース:18頭Bコース:18頭 |
1800m芝コースで開催される重賞レース
- ローズステークス
- 毎日杯
2000m
阪神競馬場の内回りを1周するコースです。
1コーナーまでの距離が約325mとそれほど長くないものの、スタート後に直線の坂があるので先行争いは激しくならず、スローペースで流れやすくなります。
中距離のわりに逃げ・先行馬が残りやすいのも特徴ですが、3コーナーから4コーナーにかけて、一気に仕掛けるマクリ戦法の馬も急激に台頭してくるコース。
枠順に関しては、特に気にする必要はありません。
スタート地点 | 4コーナー出口付近 |
コース | 右回りの内回り |
1周の距離 | Aコース:1,689mBコース:1,713.2m |
直線距離 | Aコース :356.5mBコース :359.1m |
高低差 | 1.9m |
フルゲート | Aコース:16頭Bコース:16頭 |
2000m芝コースで開催される重賞レース
- 大阪杯
- 鳴尾記念
- チャレンジカップ
- マーメイドステークス
2200m
内回りですが、外回り直線部分の出口付近からスタートするため、全体的な直線部分の割合はかなり高いコースです。
1コーナーまで520m以上あることから、わりとスローペースでレースは流れます。
そのため、枠順による有利不利はありませんが、6枠の勝率だけはかなり低いです。
距離のわりに意外と逃げ・先行馬が残ることも多いです。
瞬発力よりも持続力が要求されるコースで、直線の瞬発力だけのごまかしが利かないコースでもあります。
スタート地点 | 4コーナー付近 |
コース | 内回りコース |
1周の距離 | Aコース:1,689mBコース:1,713.2m |
直線距離 | Aコース :356.5mBコース :359.1m |
高低差 | 1.9m |
フルゲート | Aコース:18頭Bコース:18頭 |
2200m芝コースで開催される重賞レース
- 宝塚記念
2400m
芝2000mと同じ位置からスタートします。
2200mと距離は200mしか違わないものの、かなりスローペースになることが多いです。
また、逃げ馬やマクリという極端な脚質の馬も活躍することから、持続力やスタミナ以上に瞬発力が問われます。
この距離は少頭数になりやすいこともあり、枠順はあまり気にする必要はありません。
スタート地点 | 4コーナーの出口付近 |
コース | 右回りの外回り |
1周の距離 | Aコース:2,089mBコース:2,113.2m |
直線距離 | Aコース :473.6mBコース :476.3m |
高低差 | 2.4m |
フルゲート | Aコース:18頭Bコース:18頭 |
2400m芝コースで開催される重賞レース
- 神戸新聞杯
2600m
1年間でも数回しか使用されないため、予想が難しいコースです。
傾向をはかるデータが少ないことが理由です。
スタート地点は、芝2200mと同じ地点。その違いは内回りか外回りかということだけ。
外回りコースを走る2600mは、2200mに比べ距離が長くなるだけでなく、内回りだと通らない上り坂を越えることになります。
スタートから最初のコーナーまでが長いため、先行争いはそれほど激化せず、枠順に関係なくハナを狙う馬が逃げることができるパターンが多くなります。
そのため、前半〜中盤までのペースはそこまで上がらず、後半勝負となりやすい傾向。
ただし2600mという中距離でスタミナも必要になることを考えると、序盤から好位につけ徐々にペースを上げていけるタイプが適しているでしょう。
2600m芝コースで開催される重賞レースはありません。
3000m
3000mという距離から、基本的にスローペースで流れるうえ、頭数もそれほど多くならないので、枠順も気にする必要がありません。
一方で、3コーナー付近からロングスパートになる傾向が強く、単純な瞬発力勝負にもならない特徴があります。
パワーとスタミナを兼備している馬を選べるかがカギとなり、人気・実力通りに決まるコースです。
スタート地点 | 2コーナーの出口付近 |
コース | 右回りで内回り→内回りコースを1周半 |
1周の距離 | Aコース:1,689mBコース:1,713.2m |
直線距離 | Aコース :356.5mBコース :359.1m |
高低差 | 1.9m |
フルゲート | Aコース:18頭Bコース:18頭 |
3000m芝コースで開催される重賞レース
- 阪神大賞典
3200m
天皇賞・春の代替開催のために作られたコースです。
そのため基本的に今後も分母は少なく、コースが使われるのは限定的といえます。
コースは内回りと外回りの併用ですので注意が必要ですが、高低差は内回りでも外回りでも差はそこまでないので、気にする必要はないでしょう。
スタート後は外回りを一周し、そして2周目は内回りとなります。
内回りを意識してか2周目の向こう正面から早くなる傾向にあります。
3200m芝コースで開催される重賞レース
- 天皇賞(春)※代替開催
『ダートコース』距離別の特徴と予想するポイント
ダートコースの距離別の特徴と予想するポイントをご紹介します。
・1200m
・1400m
・1800m
・2000m
1200m
第2コーナーが終わったあたりからダートスタート。
全体的にゆっくり下りながら、ゴール前の坂を少し上るというレイアウトです。
一般的にダート1200mは圧倒的に逃げ馬が有利ですが、直線の坂やハイペースで先行馬はもちろん、差し馬が馬券に絡むこともあります。
先行馬の成績もいいのですが、内枠になるにつれて複勝率が少しずつ下がっていきます。
特に多頭数になると、内の馬は窮屈になりがちです。
1200mダートコースで開催される重賞レースはありません。
1400m
スタートから3コーナーまでの距離は約540m強と、長いわりに先行争いは激しくなる傾向です。
理由は、スタートから約150mほど芝を走ることと、外枠の方が芝部分の距離が長いことで行き足がつきやすく、内枠とのポジション争いが激化しやすいことが挙げられます。
枠順は芝スタートの影響もあり外枠がかなり有利で、ダート短距離とはいえ逃げ馬はそれほど勝てません。
狙い目は、外枠の先行馬。
1400mダートコースで開催される重賞レースはありません。
1800m
ダートコースを1周し、スタートから1コーナーまで約300mと短いうえに、距離的にも先行争いが激しくなることは少ないです。
このため、逃げ・先行馬が粘りやすいコース。
枠順による有利不利はなく、脚質と適性を重視すべきコースといえるでしょう。
1800mダートコースで開催される重賞レースはありません。
2000m
ダート1400m同様、スタート位置が芝コースにかかっているものの、走行区間は約80mほどであり、ダート1400mのような大きな影響は受けません。
スタートから1コーナーまで約500mもあることから、前半からスローペースになりやすいため、ダート競馬にしては後半勝負のレースになりやすいです。
一方で、ダート競馬の特徴から、直線だけの競馬では厳しく、先行馬が有利です。
後方からの脚質の馬の場合、早めに4コーナーで前目に進出できる、マクリ戦法を取れる馬を選ぶべきです。
枠順は3枠と4枠がやや不利な傾向ですが、内と外で大きな差はないでしょう。
2000mダートコースで開催される重賞レース
- シリウスステークス
阪神競馬場で行われるG1レース
阪神競馬場で行われるG1レースをまとめました。
レース名 | 性齢 | コース |
大阪杯 | 4歳以上 | 芝2000 |
桜花賞 | 3歳牝 | 芝1600 |
宝塚記念 | 3歳以上 | 芝2200 |
阪神ジュベナイルF | 2歳牝 | 芝1600 |
朝日杯フューチュリティS | 2歳牡・牝 | 芝1600 |
阪神競馬場は、2023年(令和5年)秋から2025年(令和7年)春にかけてスタンドのリフレッシュ工事が予定されています。
このため、2024年12月の阪神ジュベナイルFと朝日杯フューチュリティSは京都競馬場で開催される予定です。
まとめ
兵庫県宝塚市にある阪神競馬場をご紹介しました。
阪神競馬場では多くのG1レースが開催されていて、日本の競馬場でもトップクラスの競馬場と言えるでしょう。
大阪杯や宝塚記念などといった有名なレースが開催される時は、多くの人が来場します。
阪神競馬場は距離別の特徴と予想ポイントがわかれば、的中率を上げやすい競馬場です。
まずは、阪神競馬場に足を運んでみてくださいね。
コメント
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