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「4月の注目のG1レースを知りたい」
「4月から本格的にレースが始まるから事前情報が知りたい」
「4月に開催するG1レースの各競馬場の特徴を押さえておきたい」
このように思っている方も多いと思います。
4月のG1レースは、競馬シーズンの中でも特に注目されるレースです。
多くの場合、4月のG1レースにはクラシック競走や重要な国際競走が含まれます。
これらのレースは、3歳馬や古馬を対象とし、距離や条件によって異なります。
通常、4月のG1レースは競馬ファンにとって熱い戦いが繰り広げられ、将来のスーパースターが輝く舞台となります。
各レースの特徴を理解することで、レースの予想はもちろん、競馬熱にも一層力が増すことでしょう。
そこで、今回は4月開催のG1レース、桜花賞、皐月賞、天皇賞・春の特徴を詳しく解説します。
過去のレース映像とともに枠順傾向データも紹介するので、レース予想の参考にしてください。
4月注目のG1レース
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三冠レースの幕開けとなる4月、競走馬は3歳と4歳以上に分かれて競います。
その中でも、以下の3つのレースについて競馬場の特徴や過去のレースから見ていきましょう。
・桜花賞
・皐月賞
・天皇賞
桜花賞
名称 | 桜花賞 |
格付け | G1 |
コース | 阪神 芝1,600m |
条件 | 3歳牝馬限定 |
賞金 | 1着 14,000万円 |
桜花賞は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で開催する3歳の牝馬限定のG1レースのことです。
牝馬三冠の第一弾で、桜の季節に行われるのでタイミングが合えばコース脇の桜が咲き誇り美しいレースが見られます。
2024年4月の出走予定馬は以下の通り。
馬名 | 賞金 | 主な競走成績 |
アスコリピチェーノ | 5,250万 | ・23’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)1着・23’JRA賞最優秀2歳牝馬 |
クイーンズウォーク | 2,300万 | 24’クイーンカップ(G3)1着 |
ステレンボッシュ | 2,200万 | 23’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)2着 |
チェルヴィニア | 2,000万 | 23’アルテミスステークス(G3)1着 |
ボンドガール | 1,000万 | 23’サウジアラビアロイヤルカップ(G3)2着 |
阪神競馬場の特徴
阪神競馬場は、右回りの競馬場として日本最大の競馬場です。
芝コースは外回りと内回りの2つにコースが分かれており、外回りは距離が長く直線が長いためスピードが出やすく追い込み馬が有利です。
一方、内回りは距離が短く、カーブが多いため内側が有利とされています。
阪神芝1,600mのスタート地点は正面中間から左の地点から、最初のコーナーまでは400mほどあるためポジション取りはしやすいコースと言えるでしょう。
コ外回りコースを使用しており、大きく緩やかな3~4コーナーが特徴的なコースです。
また、最後の直線は約473m、高低差1.8mの急坂。
最後の直線は東京コースに次ぐ長さで、西の重要コースの一つとなっています。
過去のレース
2023年4月9日(日)に開催された、桜花賞の動画は以下から確認できます。
過去の阪神芝1,600mの枠順傾向データは以下の通り。
枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 7% | 16% | 28% |
2枠 | 9% | 17% | 25% |
3枠 | 9% | 16% | 23% |
4枠 | 6& | 13% | 20% |
5枠 | 8% | 15% | 21% |
6枠 | 7% | 16% | 23% |
7枠 | 7% | 13% | 20% |
8枠 | 6% | 11% | 18% |
大きいコーナーを回るということもあり、内枠が優勢の傾向です。
馬券の購入を検討するときは、内枠も候補に考えると良いでしょう。
過去の最高配当額
桜花賞の過去最高配当額は、2008年4月13日の「700万2,920円」。
2008年は秋華賞でも1,000万円の高配当が出ましたが、同年桜花賞でも700万と高配当が出ています。
着順は「12番人気→15番人気→5番人気」の順番です。
12番人気のレジネッタが2008年桜花賞を制し、騎乗した小牧太騎手も中央移籍後に初のG1勝利を収めています。
高配当となった理由として、15番人気のエフティマイアの2着という好成績であったことから配当が上がっていたことが挙げられます。
皐月賞
名称 | 皐月賞 |
格付け | G1 |
コース | 中山競馬場 芝2,000m |
条件 | 3歳の牡馬、牝馬 |
賞金 | 1着 20,000万円 |
皐月賞は、3歳馬が生涯一度だけ出走できるクラシックレースに位置付けられたレースです。
中山競馬場の芝2,000mは中距離適性を計るのに適したコースから、ダービーの一ヶ月前に開催され、ダービーを目指す馬が挑むことが多いのが特徴です。
皐月賞を最後に中距離路線やマイル路線にシフト変更する馬もいるため、同世代の最強馬がぶつかる一戦が繰り広げられます。
1948年までは5月中に開催されることが多く、「皐月」という競争名はその名残で付けられています。
2024年4月の出走予定馬は以下の通り。
馬名 | 賞金 | 主な競走成績 |
レガレイラ | 3,900万 | 23’ホープフルステークス(G1)1着 |
シンエンペラー | 3,400万 | 23’ホープフルステークス(G1)2着 |
ビザンチンドリーム | 2,450万 | 24’きさらぎ賞(G3)1着 |
ジャスティンミラノ | 2,450万 | 24’共同通信杯(G3)1着 |
エコロヴァルツ | 2,400万 | 23’朝日杯フューチュリティステークス(G1)2着 |
中山競馬場の特徴
牡馬クラシック第一弾である皐月賞が行われる中山競馬場は、1,800mのスタート地点から200m下がったところがゲート。
最初のコーナーまでの距離は405mと距離が充分あり、テンの2F目に激しい先行争いが起きやすい傾向にあります。
ただし、1コーナーを過ぎると落ち着くのでペースはさほど速くなりません。
先行馬が強く、後半は長くいい脚が求められ、ゴール前の急坂を2度超えることからタフさも要求されるコースです。
過去のレース映像
2023年4月16日に開催された、皐月賞の動画は以下から確認できます。
過去の中山競馬場の2,000mの枠順傾向データは以下の通り。
枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 6% | 13% | 23% |
2枠 | 95% | 11% | 18% |
3枠 | 6% | 13% | 19% |
4枠 | 10% | 18% | 23% |
5枠 | 8% | 15% | 23% |
6枠 | 9% | 17% | 24% |
7枠 | 6% | 14% | 21% |
8枠 | 7% | 15% | 22% |
真ん中の枠の数値が高くなっており、内外見ながらポジションを取れる競馬のしやすい中山競馬場の特徴が表れています。
過去の最高配当額
皐月賞の過去最高配当額は、2007年4月15日の162万3,250円。
3連単で163万円のビッグ配当となりましたが、ワイド、馬連、馬単、3連複においても皐月賞史上最高配当を記録する記念すべき回となりました。
1番人気はシンザン記念、弥生賞を連勝していたアドマイヤオーラ。
2番人気はデビューから4戦無敗のフサイチホウオー、武豊と安藤勝己の名手が騎乗する馬に人気が集中していました。
しかし、レースは7番人気だったヴィクトリーが1コーナー過ぎで先手を奪うと、そのまま逃げ切り勝ちという結果に。馬連94,630円の162万馬券となりました。
天皇賞・春
名称 | 天皇賞・春 |
格付け | G1 |
コース | 京都競馬場 芝3200m |
条件 | 4歳以上の牡馬、牝馬 |
賞金 | 1着 22,000万円 |
天皇賞・春は、「春天」と呼ばれる、現存する中央競馬の平地G1レースでは最長距離のレースです。
正式名称は「天皇賞」ですが、天皇賞秋の距離が短縮された1984年から天皇賞春と表記されています。
京都競馬場の特徴
京都競馬場のスタート地点は、向こう向こう正面の2コーナー付近で、最初のコーナーまで400mと同じ京都の長距離の3,000mに比べると序盤の距離が長めとなっています。
スタート後3コーナーまでは上り坂、その後は直線まで下り坂で、コースを1週半回るコースです。
1~2コーナーは平坦で、正面の半ばからはまた上って下ってを繰り返します。
最後の直線は約403mと内回りコースよりは長く取られおり、天皇賞・春のみで使われるコースです。
コーナーが6回あるコースなので、自然とラップが落ちる傾向にあるため、逃げ・先行有利で前に行けることが好走の条件となります。
過去のレース映像
天皇賞・春の2023年4月30日に行われたレース映像は以下から確認できます。
過去の京都競馬場の3,200mの枠順傾向データは以下の通り。
枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0% | 0% | 0% |
2枠 | 17% | 17% | 17% |
3枠 | 0% | 14% | 14% |
4枠 | 0% | 13% | 38% |
5枠 | 0% | 13% | 13% |
6枠 | 13% | 25% | 38% |
7枠 | 13% | 13% | 13% |
8枠 | 10% | 10% | 20% |
一般的には内枠が有利になりやすいですが、京都競馬場の3,200mは真ん中あたりの枠が良い成績を収めています。
過去の最高配当額
天皇賞・春の過去最高配当額は、2005年5月1日の193万9,420円。
天皇賞・春の波乱の歴史を作ったのが、13番人気スズカマンボ、14番人気ビッグゴールドで決着し、馬連配当は850.2倍にもなりました。
スズカマンボは、皐月賞17着、日本ダービー5着、菊花賞6着など今一歩の成績だったところ大逆転とも言えるレース展開を繰り広げました。
まとめ
今回は、4月のG1レースについて解説しました。
桜花賞、皐月賞、天皇賞・春はいずれも競馬シーズンの序盤に行われるため、今後の競馬の流れを予測する上でも重要なレースとなります。
この記事を参考に、より競馬を楽しんでくださいね。
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