競馬クラシックレースとは?三冠を達成した馬とレースの特徴を紹介!!

中央・地方競馬攻略
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競馬 クラシック

「競馬のクラシックレースって何?」
「クラシックレースの特徴を知りたい」
「歴代三冠馬を知りたい」

このように思っている方も多いでしょう。

そこでこの記事では、『競馬のクラシックレースとは?』『クラシックレースの特徴』『歴代のクラシック三冠馬』を紹介していきます。

最後まで読めば競馬のクラシックレースの全てを知ることが可能です。

ぜひ最後まで読んでみてください。

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クラシックとは

競馬 クラシック

クラシックレースとは競馬発祥の地イギリスで古くから開催されていたレースのことをいいます。

イギリスのクラシックレースは下記の5レースです。

・1809年創設 『2000ギニー』
・1814年創設 『1000ギニー』
・1779年創設 『オークス』
・1780年創設 『ダービーステークス』
・1776年創設 『セントレジャーステークス』

そして上記のレースは全て3歳馬限定レースが特徴です。

日本もイギリスのクラシックレースに習って下記のG1の5レースをクラシックレースとしました。

・皐月賞
・日本ダービー
・菊花賞
・桜花賞
・オークス

ではそれぞれのレースの特徴を紹介していきましょう。

皐月賞

中山競馬場 芝2000(内回り)

皐月賞はイギリスのクラシックレース『2000ギニー』に習って、最もスピードのある馬を決めるためのチャンピオンレースです。

後で説明しますが、クラシック三冠の第一関門のレースでもあります。

また皐月賞が開催される中山競馬場は最後の直線が上り坂となっているので、先行馬の足が重くなり差し馬に追い抜かれる事も多いレースです。

なので、スピードだけではなく坂に負けないパワーも必要とされます。

日本ダービー

東京 芝2000

日本ダービーはイギリスのクラシックレース『ダービーステースク』を範としたレースです。

正式名称は東京優駿ですが、副称の日本ダービーの方が多くの方に知られています。

また『馬の祭典』と呼ばれる日本ダービーで勝つことは、競馬に関わる全ての人が憧れる最高の栄誉の一つです。

日本ダービーが開催される東京競馬場は最後の直線に入ってすぐ160mの急な上り坂がありその後に300mの平な直線が待っています。

そのため距離のロスも考えられるためコース取りが非常に重要です。

菊花賞

京都 芝3000(内回り)

菊花賞はイギリスのクラシックレース『セントレジャーステースク』を範として、最もスタミナのある馬を決めるためのチャンピオンレースです。

菊花賞が開催される京都競馬場はスタート直後から上り坂があり、さらにコーナーまでの距離も短めなのでポジション取りが最初の見どころになります。

そして菊花賞は3000mと長距離レースで二度急な上り坂を登らないといけないためスタミナが非常に重要です。

桜花賞

阪神 芝1600(外回り)

桜花賞はイギリスのクラシックレース『1000ギニー』を範として、最もスピードのある馬を発掘するためのレースです。

この桜花賞で5着までに入線するとオークスへの優先出走権が与えられます。

桜花賞か開催される阪神競馬場は序盤は平坦なコースだが、残り600m当たりから下り坂となり、先行馬や逃げ馬はここでのペースが非常に重要です。

また、直線前に下り坂があるので必然とスピードも早めに上がるのも特徴です。

オークス

東京 芝2400

オークスはイギリスのクラシックレース『オークス』を範として、スピードだけでなくスタミナも兼ね備えた馬を決めるためのレースです。

クラシックレース三冠とは?

競馬 クラシック

クラシックレース三冠など聞いたことある人も多いのではないでしょうか。

実は、クラシックレース三冠とは上記で説明した全5レースのうち3レースで優勝するという意味ではありません

全5レースのうち3歳牝馬・牡馬ともに出走できる『皐月賞』『日本ダービー』『菊花賞』をクラシック三冠といいます。

また、『桜花賞』『オークス』は牝馬限定のクラシックレースのため三冠には含まれないです。

秋華賞はクラシックに含まれない?

ここまで読んで疑問に思う方もいるかもしれません。

秋華賞も3歳限定のG1レースなのにクラシックレースではないのかと。

しかし、秋華賞はクラシックレースには含まれません

秋華賞がクラシックレースに含まれない理由は設立が1996年と比較的新しいレースだからと言われています。

牝馬クラシック三冠

先ほど説明した通りクラシックレースは3歳の牝馬・牡馬限定レースなので、牝馬の場合、牝馬限定レースの『桜花賞』『オークス』『秋華賞』の牝馬三冠を目指します。

しかし牝馬クラシック三冠は存在しません。

理由としては『秋華賞』がクラシックレースではないからです。

また牝馬三冠を達成した馬は下記の6頭です。

・メジロラモーヌ
・スティルインラブ
・アパパネ
・ジェンティルドンナ
・アーモンドアイ
・デアリングタクト

・リバティアイランド

それぞれの馬を紹介していきます。

メジロラモーヌ

1986年に史上初となる牝馬三冠を達成しました。

本番のみならずトライアルもすべて制したことで「完全三冠」と言われ、重賞6連勝は当時のJRA記録です。

主な勝利レース
・桜花賞(1986年)
・オークス(1986年)
・エリザベス女王杯(1986年)

スティルインラブ

2003年に17年ぶり、史上2頭目の牝馬三冠を達成しました。

秋華賞での牝馬三冠達成はスティルインラブが初です。

主な勝利レース
・桜花賞(2003年)
・オークス(2003年)
・秋華賞(2003年)

アパパネ

2010年の桜花賞ではレコードとなる1分33秒を出して制し、さらに2010年オークスでは史上初となる1着同着で優勝しました。

また、G1レース5勝は歴代最速です。

主な勝利レース
・阪神JF(2009年)
・桜花賞(2010年)
・オークス(2010年)
・秋華賞(2010年)
・ヴィクトリアマイル(2011年)

ジェンティルドンナ

ジャパンカップは前年の牡馬三冠馬のオルフェーブルを破り3歳牝馬では初の勝利を飾りました。

また、2012年の年度代表馬となりました。

主な勝利レース
・桜花賞(2012年)
・オークス(2012年)
・秋華賞(2012年)
・ジャパンカップ(2012年)
・ジャパンカップ(2013年)
・ドバイシーマC(2014年)
・有馬記念(2014年)

アーモンドアイ

満票で年度代表馬を受賞しました。

さらに3歳牝馬が年度代表馬2010年ジェンティルドンナ以来で、満票での受賞は2000年のテイエムオペラオー以来で、牝馬が満票では史上初の受賞となりました。

主な勝利レース
・桜花賞(2018年)
・オークス(2018年)
・秋華賞(2018年)
・ジャパンカップ(2018年)
・ドバイシーマC(2019年)
・天皇賞秋(2019年)
・ジャパンカップ(2018年)
・天皇賞秋(2020年)
・ジャパンカップ(2020年)

デアリングタクト

無敗での牝馬三冠を達成しました。

まだ無敗での牝馬三冠は史上初です。

主な勝利レース
・桜花賞(2020年)
・オークス(2020年)
・秋華賞(2020年)

リバティアイランド

2023年10月15日に行われた秋華賞で勝利し、牝馬三冠を達成。

主な勝利レース
・阪神ジュベナイルF(2022年)
・桜花賞(2023年)
・オークス(2023年)
・秋華賞(2023年)

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歴代のクラシック三冠馬

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クラシックレースは開催会場も距離も異なるので、クラシック三冠は競馬において最高の名誉です。

そして歴代でもクラシック三冠を達成できた競走馬は8頭しかいません。

その8頭は下記の通りです。

・セントライト
・シンザン
・ミスターシービー
・シンボリルドルフ
・ナリタブライアン
・ディープインパクト
・オルフェーブル
・コントレイル

ではそれぞれを詳しく紹介していきます。

セントライト

まず1頭目は初の三冠を達成した『セントライト』です。

日本ダービーでは2着と8馬身差を離しての優勝は史上最大の着差となっています。

主な勝利レース
・皐月賞(1941年)
・日本ダービー(1941年)
・菊花賞(1941年)

シンザン

2頭目は23年ぶりとなる三冠を達成した『シンザン』です。

競馬ファンの間では最強馬でも有名な馬となっています。

そしてシンザンはクラシック三冠だけではなく、天皇賞・秋とその後の有馬記念でも優勝し『五冠馬』として伝説になっています。

主な勝利レース
・皐月賞(1964年)
・日本ダービー(1964年)
・菊花賞(1964年)
・宝塚記念(1965年)
・天皇賞秋(1965年)
・有馬記念(1965年)

ミスターシービー

3頭目は最強の追い込み馬で有名な『ミスターシービー』です。

前半でどれだけ後方にいようと、最後の直線では先頭になっている今までの常識では考えられない走りをする競走馬でした。

そして菊花賞ではなんと最後方からレースをスタートし、最終的には2着とは3馬身差の圧勝でクラシック三冠を達成しました。

主な勝利レース
・皐月賞(1983年)
・日本ダービー(1983年)
・菊花賞(1983年)
・天皇賞秋(1984年)

シンボリルドルフ

4頭目はデビュー線からクラシックを見据えたトレーニングをするほど期待されていた『シンボリルドルフ』です。

そして史上初の無敗クラシック三冠を達成し、その後もG1レースを勝ち続けて『七冠馬』になりました。

主な勝利レース
・皐月賞(1984年)
・日本ダービー(1984年)
・菊花賞(1984年)
・有馬記念(1984年)
・天皇賞・春(1985年)
・ジャパンカップ(1985年)
・有馬記念(1985年)

ナリタブライアン

5頭目はシャドーロールの怪物と呼ばれた『ナリタブライアン』です。

菊花賞では2着と7馬身差で圧勝しコースレコードも更新しました。

さらに皐月賞でもコースレコードを更新し、クラシック三冠を達成しています。

主な勝利レース
・皐月賞(1994年)
・日本ダービー(1994年)
・菊花賞(1994年)
・有馬記念(1994年)

ディープインパクト

6頭目の『ディープインパクト』は競馬ファンだけでなく競馬に詳しくない人でも知ってる人が多いのではないでしょうか。

無敗でクラシック三冠を達成しています。

ラスト直線でのトップスピードはさらに飛ぶように走ると言われるほどです。

また数々の伝説も記録しています。

主な勝利レース
・皐月賞(2005年)
・日本ダービー(2005年)
・菊花賞(2005年)
・天皇賞・春(2006年)
・宝塚記念(2006年)
・ジャパンカップ(2006年)
・有馬記念(2006年)

オルフェーヴル

7頭目は『金色の暴君』という異名がつくほど気難しい馬だった『オルフェーヴル』です。

他の三冠馬とは少し違い最初は期待も大きくなく、最初の皐月賞では4番人気でした。

それでもオルフェーヴルは2着と3馬身差付けてクラシック一冠も手にしました。

主な勝利レース
・皐月賞(2011年)
・日本ダービー(2011年)
・菊花賞(2011年)
・有馬記念(2011年)
・宝塚記念(2012年)
・有馬記念(2013年)

コントレイル

最後の1頭は無敗でクラシック3冠の『コントレイル』です。

上記でも紹介したように父のディープインパクトも無敗でクラシック三冠を達成しており史上初の『親子で無敗クラシック三冠』という大記録も達成しています。

主な勝利レース
・皐月賞(2020年)
・日本ダービー(2020年)
・菊花賞(2020年)

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直近5年のクラシック勝利馬

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直近5年のクラシックレースを勝利した馬は下記の表です。

皐月賞日本ダービー菊花賞桜花賞オークス
2022年 ジオグリフドウデュースアスクビクターモアスターズオンアーススターズオンアース
2021年エフフォーリアシャフリヤールタイトルホルダーソダシユーバーレーベン
2020年コントレイルコントレイルコントレイルデアリングタクトデアリングタクト
2019年サートゥルナーリアロジャーバローズワールドプレミアグランアレグリアラヴズオンリーユー
2018年エポカドーロワグネリアンフェールマンアーモンドアイアーモンドアイ

まとめ

以上『競馬のクラシックレースとは?』『クラシックレースの特徴』『歴代三冠馬』を紹介しました。

クラシック三冠は全競馬関係者が目指す名誉ある賞です。

引退している競走馬しかいませんが、ディープインパクトのように種馬として引退後も活躍しているので注目してみてはいかがでしょうか。

競馬はサラブレッドスポーツと言われるほど血統が重要になってくるので是非歴代三冠馬の血統を今後の予想に活かしてみてください。

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