「日本の競馬は詳しいけど、海外の競馬はわからない」
「海外の競馬をもっと知って新しい魅力を知りたい!」
「海外でも競馬をやっている国ってどこがあるの?」
海外の競馬について、情報をもっと知りたいと考える方も少なくないのではないでしょうか。
日本競馬と海外競馬の違いが分かると、競馬を存分に楽しめるようになります。
今回は、日本競馬と海外競馬の違いを徹底的に解説し、異なる文化の違いをわかりやすく説明していきます。
海外競馬に興味がある方は、参考にしてみてください。
日本競馬と海外競馬の違い
日本競馬と海外競馬の違いを下記2項目に分けて解説します。
・競馬が行われいている国
・海外の馬券の種類
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
競馬が行われている国
日本のように競馬が行われている5カ国をピックアップしました。
・アメリカ
・オーストラリア
・香港
・イギリス
・フランス
各国の特徴を解説するので参考にしてみてください。
アメリカ
アメリカには、31の州に100を超える競馬場があります。
地域の催しのために始まった競馬場であり、お祭り感が強いのが特徴です。
娯楽要素が強く、地域の人々が集まる場としても人気があります。
平坦な左回りの「ダート」が中心なので、馬の特徴を捉えやすいでしょう。
オーストラリア
オーストラリアは、南半球を代表する競馬先進国として有名です。
世界一の競馬場数を誇り、数多くのレースが繰り広げられています。
プロだけでなく、アマチュア騎手も参加できる「ピクニック」レースも展開されているのも特徴です。
香港
自国で馬を生産しないのが特徴の香港の競馬では、海外で生産された馬を購入するスタイルが主流です。
競馬だけでなく、賭け事や宝くじの運営も同時に売上げがあるので、財政面でも貢献度が高いのが特徴です。
競馬場は水はけのいい芝コースや開閉式のパドックが完備され、天候の心配なく楽しめます。
イギリス
近代競馬の発祥とされているのが、イギリス競馬です。
1年を通してレースが行われるので、国民に人気の娯楽になっています。
多くの貴族や富裕層は馬券を買わず、レースだけを楽しむ社交場としているのも特徴です。
社交場と一般競馬の観覧場所が区別されているため、楽しみやすい環境になっています。
フランス
フランスの競馬は、パリの華やかな競馬と地方競馬の格差が大きいのが特徴です。
世界的にも注目されている凱旋門賞は、世界最高のレースレーティングを獲得しています。
日本の競馬と同じ方式が採用されているため、フランス競馬は海外競馬に挑戦するにもおすすめの海外競馬です。
海外の馬券の種類
単勝、複勝、ワイド、3連単など日本にある馬券が海外にもあります。
イギリスには、レースのブックメーカーによる馬券の発売があります。
レースの数ヶ月前から前売りが行われるのが特徴です。
香港には、一番活躍する騎手を当てるジョッキーチャレンジというユニークな馬券があります。
各国にあるユニークな馬券で競馬を楽しむのも、新しい経験になるでしょう。
海外競馬のレースランキング
海外競馬のレースランキングを2つ紹介します。
・格付けTOP10
・賞金TOP10
それぞれのレースの特徴を紹介するので、参考にしてみてください。
格付けTOP10
海外競馬の格付けTOP10(2022年)は、以下の通りです。
・ブリターズカップクラシック(アメリカ)
・チャンピオンステークス(イギリス)
・凱旋門賞(フランス)
・ロッキング ステークス(イギリス)
・サセックス ステークス(イギリス)
・パシフィック クラシック ステークス(アメリカ)
・アイリッシュチャンピオンステークス(アイルランド)
・クイーンアンステークス(イギリス)
・メトロポリタンハンディキャップ(アメリカ)
・カタール競馬ジョッキークラブ(フランス)
それぞれのレースの特徴を解説します。
ブリターズカップクラシック(アメリカ)
ブリーダーズカップは、アメリカで毎年開催されている競馬の祭典です。
1984年に創設され、開催地は毎年持ち回りで変わります。
条件や距離がさまざまな、複数のレースブリーダーズカップで構成されるブリーダーズカップは、それぞれが異なる特徴を持っています。
ブリーダーズカップは1.25マイル(約2,012メートル)のダートコースで行われる、非常に競り合いが激しいレースです。
年間を通じて最高のレースのひとつであるブリーダーズカップは、競馬ファンや競走馬の愛好家に多くの興奮と感動を提供しています。
チャンピオンステークス(イギリス)
イギリスの競馬で行われる平地レースで、毎年10月にアスコット競馬場で開催されます。
イギリスの競馬シーズンの終わりを飾る重要なレースのひとつとして有名です。
優れた競走馬やトップジョッキーが集まる非常に名高いレースで、競走馬や繁殖牝馬としての価値を高める機会になっています。
多くの馬主や調教師、競馬ファンにとって魅力的なレースです。
凱旋門賞(フランス)
凱旋門賞は、毎年10月の第1日曜日にパリのロンシャン競馬場(Longchamp Racecourse)で開催されます。
世界中から優れた競走馬が集結する、賞金が非常に高額なレースです。
競走馬のキャリアを評価する上で非常に重要な凱旋門賞は、最高の栄誉のひとつとされています。
競馬ファンや関係者には非常に人気があり、パリ競馬場には数万人の観客が集まります。
テレビ中継やオンラインストリーミングを通じて、世界中の競馬愛好家に視聴される注目度の高いレースです。
ロッキング ステークス(イギリス)
通常5〜6ハロン(約1,000〜1,200メートル)のロッキングステークスは、非常に速いスピードで行われる短距離レースとして知られています。
スプリントレースの将来のスターを見極める場としても、注目度の高いレースです。
イギリスの競馬シーズン中に、地域ごとに異なる開催日程やレース条件でいくつかのレース場で開催されます。
デビューした若手競走馬が実力を示す場として、ファンや競馬関係者も目が離せないレースです。
サセックス ステークス(イギリス)
イギリスの競馬シーズンで非常に重要な位置を占めるサセックスステークスは、毎年7月に開催されます。
スピードとスタミナが求められる1マイルレースなので、マイルを得意とする競走馬が集まります。
競走馬の実力や戦術、ジョッキーの腕前を競うレースで、実力がしっかりと出やすいです。
歴史あるサセックスステークスは、競走馬の実力が証明されるレースとして非常に重視されています。
パシフィック クラシック ステークス(アメリカ)
パシフィッククラシックステークスは、カリフォルニア州デルマー競馬場で毎年8月に開催されます。
西海岸で行われる主要なレースのひとつで、高額な賞金と競走馬の評価を高める機会として有名です。
アメリカの競馬シーズンで非常に注目されるこのレースには、優れた長距離競走馬が集結します。
競走馬が実力を競い合う場として、ファンや関係者にとって魅力あふれるレースです。
アイリッシュチャンピオンステークス(アイルランド)
2000メートル(約1.24マイル)の芝コースで行われる、賞金が非常に高額なレースです。
競走馬のスピード、スタミナ、戦術などが重視されるレースで、高いレベルの競り合いが期待できます。
トップクラスの競走馬が出走するアイリッシュチャンピオンステークスは、競馬ファンが非常に興奮を味わえるレースとして定評があります。
クイーンアンステークス(イギリス)
クイーンアンステークスは、毎年6月にイギリスのアスコット競馬場で開催される平地レースです。
クイーンエリザベス2世に由来する名高いレースで、クイーンエリザベス2世の即位50周年を祝って2002年にG1レースに昇格しました。
1マイル(約1,609メートル)の芝コースで行われ、3歳以上の競走馬が出走できます。
競馬ファンや馬主、調教師、騎手にとって、非常に魅力的なレースです。
メトロポリタンハンディキャップ(アメリカ)
毎年5月末か6月初めにニューヨーク州のベルモントパーク競馬場で開催される、アメリカの競馬史上最も名高いレースのひとつです。
3歳以上の競走馬が出走できるレースで、1マイル(約1,609メートル)のダートコースで行われます。
スプリントからマイルまでの距離を得意とする競走馬が出走し、スピードとスタミナのバランスが求められるレースです。
カタール競馬ジョッキークラブ(フランス)
カタール競馬ジョッキークラブは、毎年10月の第1日曜日にパリのロンシャン競馬場で開催される世界的に有名なレースのひとつです。
このレースでの優勝は競走馬の名声を高め、繁殖牡馬または繁殖牝馬としての価値向上にも繋がります。
非常に高額な賞金をかけた、多くの興奮があるフランスの代表的なレースです。
賞金TOP10
海外競馬の賞金TOP10(2023年)は、以下の通りです。
・サウジカップ- サウジアラビア – 約1000万米ドル(約13億6000万円)
・ドバイワールドカップ – UAE – 696万ドル(約9億480万円)
・ジ・エベレスト- オーストラリア – 約620万豪ドル(5億1300万円)
・ジャパンカップ – 日本 – 5億円
・有馬記念 – 日本 – 5億円
・ザ・ゴールデンイーグル – オーストラリア – 約525万豪ドル(約5億円)
・ドバイシーマクラシック – UAE – 約348万米ドル(約4億6980万円)
・ブリターズクラシック – アメリカ – 約312万米ドル(約4億6800万円)
・メルボルンカップ – オーストラリア – 約440万豪ドル(4億2000万円)
・凱旋門賞 – フランス – 約285万ユーロ(約4億180万円)
それぞれのレースの特徴を解説します。
サウジカップ- サウジアラビア – 約1000万米ドル
世界最高賞金を誇るサウジカップはサウジアラビアの首都リヤドにあるキング・アブドゥルアジーズ競馬場で行われるダート1800mのレースです。
2020年に創設されたばかりの国際招待競走であるが、世界最高の賞金レースとなっています。
第4回の2023年に行われたサウジカップでは、日本馬が6頭出走し、その内のパンサラッサが見事に勝利しています。
ドバイワールドカップ – UAE – 約1200万米ドル
世界中の競走馬が集結し、アラブ首長国連邦のドバイのメイダン競馬場で毎年開催される国際的なレースです。
賞金額が非常に高いことで有名で、数千万ドルの賞金がかけられることもあります。
1日限りのレースであるドバイワールドカップは、ドバイワールドカップデーとして知られており、非常に興奮を呼ぶレースです。
ジ・エベレスト- オーストラリア – 約620万豪ドル
オーストラリアのニューサウスウェールズ州にあるランドウィック競馬場で行われるのがジ・エベレストです。
芝レースでは世界最高賞金レースとなっているが、開催競馬場を管理する州と州同士の問題でグレード格付けがされていません。
ジャパンカップ – 日本 – 5億円
1981年の初開催以来、日本の競馬界で最も権威あるレースのひとつで、毎年11月の最後の日曜日に東京競馬場で開催されます。
3歳以上の競走馬が出走する、1マイル4ハロン(約2,400メートル)芝レースです。
世界中のトップ競走馬が一堂に会する注目度が高いレースで、国内外の強豪競走馬が戦う姿を楽しめる機会でもあります。
ジャパンカップデー(Japan Cup Day)にはジャパンカップの他にも、G1レースやG2レース、地方レースの決勝戦などが行われるため、競馬ファンは非常に興奮を味わえます。
有馬記念 – 日本 – 5億円
年末の大一番として行われる日本競馬を代表するレースの1つとであり、ジャパンカップと同様に知名度の高いレースがこの有馬記念です。
中央競馬の一大イベントとして年末の風物詩となっており、普段競馬をやらない人でも知っているほどの国民的行事とも言えます。
中山競馬場で開催され、芝2500mのコースとなっています。
ザ・ゴールデンイーグル – オーストラリア – 約525万豪ドル
オーストラリアのローズヒルガーデンズ競馬場で開催されるレースです。
のちに解説するオーストラリアの国民的行事であるメルボルンカップよりも賞金額が高く設定されています。
出走条件は南半球産の4歳馬(日本の3歳馬)限定競走となっているのが特徴です。
ドバイシーマクラシック – UAE – 約348万米ドル
ドバイシーマクラシックはドバイワールドカップデーに開催される芝2410mのレースです。
2023年に開催されたドバイシーマクラシックでは、日本で現役最強馬とも言われているイクイノックスが見事勝利しました。
ブリターズクラシック – アメリカ – 約312万米ドル
前述にある通りで、競馬史上最も優れた競走馬が競り合うステージとして、非常に高い評価を受けています。
メルボルンカップ- オーストラリア – 約440万豪ドル
メルボルンカップは、毎年11月の最初の火曜日にメルボルンのフレミントン競馬場で開催されます。
オーストラリアで最も歴史あるレースのひとつであり、メルボルンカップデーは祝日として広く認知されているのも特徴です。
オーストラリアの競馬ファンや一般の人々にも非常に人気があり、競馬の祭典として多くの観客が集まります。
凱旋門賞 – フランス – 約285万ユーロ
前述にある通りで、格付け賞金ともに高いレースです。
世界が注目するレース
世界が注目するレースは、以下の3種類です。
・ダービー戦
・日本でもメジャーな有名レース
・変わった競馬レース
それぞれのレースを解説します。
ダービー戦
ダービー戦は、日本では競馬の祭典と位置付けられるほど話題性のあるレースです。
海外のダービー戦を勝ち抜くと、世界最高峰の凱旋門賞も狙えます。
日本でもメジャーな有名レース
日本でもメジャーな有名レースを3つ紹介します。
- ケンタッキーダービー
- 香港ダービー
- オーストラリアダービー
日本馬とも激突する可能性がある有名なレースです。
変わった競馬レース
世界には変わった競馬レースが存在します。
スイスには、凍った湖の上に雪を敷き詰めて行われる雪上競馬があります。
スペインのビーチ競馬は、砂浜でレースが行われるのが特徴です。
海外馬券の購入場所
海外馬券は、UMACAという投票システムに加入するとインターネットで購入できます。
地方競馬場やウインズエクセルでも対応しているので、自分が利用している競馬場やウインズエクセルにも注目してみてください。
注目の現役競走馬
注目の現役競走馬は、以下の4頭です。
・モスターダフ
・フクム
・ゴールデンシックスティ
・イクイノックス
各馬の特徴を解説します。
モスターダフ
2022年からイギリスでレースを勝ち進み、凱旋門賞にも出場しています。
フクム
18戦中11勝で勝率が高く、日本でも勝利している馬なので、海外のレースに出場する際は注目してみてください。
ゴールデンシックスティ
2019年以降29戦中25勝の脅威的な強さの競走馬で、数々のレースを制しています。
イクイノックス
日本最高峰のレースである有馬記念を制している現役最強馬の一角であり、9戦中7勝と勝率が高く獲得賞金は10億を超えています。
まとめ
競馬は、日本だけでなく海外でも国民的な娯楽として人気が高いです。
1年を通して開催されている地域や国も多いため、日本の競馬にはない新たな楽しみを知りたい方におすすめです。
賞金金額も日本で最高金額である「有馬記念」や「ジャパンカップ」よりも高いレースがあり、ジョッキーや馬主・その他関係者も夢のようなレースであることは間違いありません。
日本だけでなく、海外のレースにも注目するとまた違った楽しみ方ができるでしょう。
海外の競馬にも興味がある人は、是非一度海外競馬の馬券を購入してみてはいかがでしょうか?
コメント
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