「名馬ってどんな活躍したの?」
「本当にすごい名馬ってどれ?」
「どうして名馬って呼ばれるようになったの?」
上記のような疑問を抱いている読者の方もいるかと思います。
どのスポーツにも殿堂入りした選手はいますが、日本で100年以上もの歴史がある競馬も同じように名馬と呼ばれる競走馬が存在します。
今回は、これさえ覚えておけば間違いないという『伝説の最強名馬』を、牡馬と牝馬で5頭ずつ紹介します。
また、そんな名馬の血を受け継いだ現役の競走馬をピックアップしたので、今後のレース予想にも生かせると思います。
ぜひ最後までご覧ください。
誰もが認める最強名馬
日本の競馬界には過去から現在までに至る、数多くの名馬が存在しています。
そんな全ての競馬ファンが認める有名な最強名馬を紹介します。
・牡馬5選
・牝馬5選
それぞれ見ていきましょう。
牡馬5選
まず、牡馬から紹介していきます。
・ディープインパクト
・オルフェーヴル
・キタサンブラック
・オグリキャップ
・ゴールドシップ
それぞれ見ていきましょう。
ディープインパクト
言わずも知れた最も有名な競走馬であるディープインパクト。
究極のサラブレッドと名高い最強の二文字がピッタリの名馬です。
競馬=ディープインパクト
をイメージする方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ディープインパクトは”飛ぶように走る”と言われており、無敗でクラシック三冠を手にしました。
通算戦績は14戦12勝で、出走した数こそ少ないですが、鮮烈なデビューを飾りあらゆるG1タイトルを総なめしました。
有馬記念でディープインパクトに勝ったハーツクライは、種牡馬入りするほど。
競馬ファンからは、「近代競馬においては最高傑作の競走馬」「ディープインパクトを見る為だけに競馬場へ行きたいと思わされる」「後にも先にもこれ以上の競走馬はいない」など、絶賛する声が後を絶ちません。
オルフェーヴル
オルフェーヴルはディープインパクトの後に誕生した三冠馬です。
古馬になってからも「宝塚記念」や「有馬記念」を制するなど、G1で勝利する実力馬。
気性が荒いことでも有名なオルフェーブルは、騎手を何度も振り落とそうとしたことがありますが、ディープインパクトとは違うタイプでファンに愛された名馬です。
そんなオルフェーヴルの伝説的レースは「阪神大賞典」で最後に大逆転するレースは見ているファンを熱狂させました。
キタサンブラック
日本を代表する演歌界のレジェンド、北島三郎氏が所有したキタサンブラックは、人々の記憶にもまだまだ新しい名馬と言えるでしょう。
遅咲きではありますが、無尽蔵とも言えるスタミナを武器に逃げと後方どちらも得意だった名馬です。
最終的にはG1で7つのタイトルを獲得し、当時獲得賞金トップだったテイエムオペラオーの記録を更新し、引退をしました。
オグリキャップ
競馬史に残るスーパースターで平成3強の1頭に挙げられるオグリキャップ。
地方競馬出身で三流の血統だった競走馬が、中央競馬に移動し連戦連勝を叩き出す事に成功。
一生懸命走る姿にファンの共感を受け、社会現象になったほどです。
引退レースとなった「有馬記念」では、オグリコールが起きるほどの大人気の名馬でした。
ゴールドシップ
競馬ファンは口を揃えて
「ゴールドシップが出走するレースはとにかく面白かった」
と言わせてしまうほど、人気だったゴールドシップ。
やる気がなければ走らず、やる気を出すとめちゃくちゃ早い。
そんな個性を調教するのは大変で、他の馬に襲いかかるほどであり、かなり手を焼いたそうです。
牝馬5選
競馬で活躍したのは牡馬だけではありません。
続いては、牡馬と真っ向から勝負をした牝馬を5選紹介します。
・アーモンドアイ
・ダイワスカーレット
・リスグラシュー
・ジェンティルドンナ
・ブエナビスタ
それぞれ見ていきましょう。
アーモンドアイ
牝馬で最も知名度の高い馬が、アーモンドアイです。
2018年の「ジャパンカップ」では、当時の世界レコードを大きく上回る2分20秒のレコードで勝利しています。
得意不得意の競馬場がある競走馬でしたが、最終的にはディープインパクトよりも多いG1タイトル9つは堂々の歴代1位の座に君臨しています。
ダイワスカーレット
アグネスタキオンとスカーレットブーケの交配により生を授かり、これほど豪華な血統はそう多くはないと、当時の競馬ファンたちは大いに期待を膨らませたはずです。
戦績は12戦8勝で、連対率100%の成績は非のつけようがありません。
ライバルであるウオッカとは同期で、数々の名勝負を繰り広げていました。
引退レースとなった「有馬記念」で勝利を収め、1971年のトウメイ以来37年ぶりに牝馬による有馬記念の勝ち馬となったのです。
リスグラシュー
突如として覚醒し、「宝塚記念」「コックスプレート」「有馬記念」の3連勝を達成したリスグラシュー。
覚醒後に見せたパワーは当時、世界トップクラスとも言えるほどの規格外でした。
引退レースとなった「有馬記念」ではアーモンドアイに人気が集中していましたが、2着馬に5馬身差をつける圧倒的な強さを見せつけ、有終の美を飾っています。
ジェンティルドンナ
ディープインパクト産駒で最もG1タイトルを獲得したのがジェンティルドンナです。
歴代史上4頭目となる牝馬で三冠を達成しており、牝馬として初となる「ジャパンカップ」の連覇を達成しています。
ディープインパクト産駒最強の名馬と言っても過言ではないでしょう。
ブエナビスタ
いつも人気の中心にいるのが、ブエナビスタです。
牝馬三冠を達成することはできませんでしたが、ポテンシャルが非常に高く総合力で見たら歴代牝馬トップクラスであるのは間違いありません。
競馬ファンからも愛され常に1番人気を集めるほどで、第一線に立ち続けて結果を出したブエナビスタは伝説の名馬です。
血統が良ければ子供も良い!?
競走馬は、両親の特徴を引き継ぎやすい生き物であり、競馬界における血統は非常に重要なものとされています。
当然、ディープインパクトやオルフェーヴルのように現役で活躍した馬であれば、産駒にもその特徴が引き継がれやすいのです。
現在も活躍する有名な競走馬の子孫3選
ここでは、有名な競走馬の血統で2023年現在も活躍する現役競走馬を3頭紹介します。
・タイトルホルダー
・アスクビクターモア
・ジャスティンパレス
1頭ずつ紹介していきます。
タイトルホルダー
父のドゥラメンテ、母父のティヴェーターとダービー馬であることから、タイトルホルダーという名前がつけられました。
その血統から、「自分は絶対王者である」というような振る舞いを見せるのが特徴です。
戦績は14戦7勝で、今年2023年には5歳になるので、今後どのような活躍をしてくれるのか注目していきたい競走馬です。
アスクビクターモア
ディープインパクトを父に持つのがアスクビクターモアです。
アスクビクターモアは2戦目の「中山2歳未勝利戦」で初勝利を挙げ、現在12戦4勝を記録しています。
4歳になった2023年はさらなる飛躍を期待し、全体的にパワーアップも期待できそうです。
ジャスティンパレス
ジャスティンパレスもアスクビクターモア同様、偉大なディープインパクトを父に持つ競走馬です。
デビュー戦を勝利で飾ったジャスティンパレスは2戦目の「黄菊賞」も勝利し連勝を飾る。
通算戦績は11戦5勝で、2023年現在は既に2勝をあげており、これからの活躍を期待できる競走馬であることは違いありません。
部門別に活躍した名馬5選
競走馬にはそれぞれ得意な舞台があります。
これまでは、最も有名でメジャーな中距離で結果を残した名馬を紹介しましたが、各部門別に活躍した競走馬もいます。
・グランアレグリア
・ロードカナロア
・タイキシャトル
・クロフネ
・ホクトベガ
それぞれ活躍した競走馬を解説していきます。
グランアレグリア
グランアレグリアは、ディープインパクト産駒唯一の短距離G1を手にした牝馬です。
古馬になってから、短距離の才能を発揮し、4歳で挑んだ「安田記念」では当時最強であったアーモンドアイに競り勝っています。
絶望的な位置からの抜群な追い上げで勝利を手にする姿は、人々を魅了しました。
ロードカナロア
ロードカナロアを史上最強の短距離馬と呼ぶ人が多いです。
理由は、先行馬・逃げが圧倒的に有利な短距離界において、常に上がりの早い差し切りで勝利し続けていたからです。
また、当時「凱旋門賞」よりも勝つのが難しいとされていた「香港スプリント」を2回制しているのも理由の1つです。
引退後は種牡馬となり、あの歴史的名馬のアーモンドアイを輩出しています。
タイキシャトル
90年代を代表するマイラーはタイキシャルです。
史上最強のマイラーとも呼ばれています。
古馬になってからも活躍した競走馬で、日本調教馬としては初となる海外G1を達成しています。
また、外国産馬としては初となる年度代表馬にも選出されています。
クロフネ
ダートで覚醒したクロフネは、初のダート戦「武蔵野ステークス」で2着と9馬身差をつけて圧勝します。
続けて「ジャパンカップダート」も制し、「ドバイワールドカップ」も視野に入るほどの活躍を見せました。
しかし、屈腱炎を発症してしまい、「ドバイワールドカップ」を待たずして、引退する事になってしまいました。
ホクトベガ
ホクトベガは最強のダート牝馬と呼ばれる競走馬です。
初めてダートレースに参戦した「エンプレス杯」では、ダートのスペシャリストたちを相手に18馬身差のぶっちぎりで勝利しています。
その後、ダートホースとして本格的にダートに挑み、地方競馬の重賞を9つ制覇しています。
ダートの凱旋門賞とも言われる「ドバイワールドカップ」に出場しますが、悲運なことにレース中他の馬と接触があったり、体当たりを受けてしまい、予後不良となってしまいました。
まとめ
誰もが認める最強名馬から、部門ごとに活躍した競走馬まで紹介させていただきました。
日本競馬の歴史は長く、他にも名馬と呼ばれ伝説的なレースを見せてきた競走馬は数多く存在します。
今回紹介しきれなかった競走馬もいますので、過去に活躍した競走馬もぜひ調べてみてください。
引退してしまった名馬のレースを生で見ることはできませんが、インターネット上では名馬のレース動画が掲載してあったりもしますので、興味のある人は一度見てみるといいでしょう。
また、今後伝説となる名馬も現れるかもしれませんので、現役馬にも注目して見ていると歴史に残る名シーンに出会えるかもしれません。
コメント